学生の窓口編集部

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大学生のみなさんは、どんな少女漫画が好きですか? 少女漫画には、キュンとするシーンや台詞が多々描かれていますよね。その中でもキスシーンは特別読者をキュンキュンさせてくれるものです。今回は数あるキスシーンの中でもおすすめのシーンをご紹介します!

■「君に届け」のピュアなキス

あらすじ:北海道を舞台にした高校生の甘酸っぱい青春ラブストーリー。「爽子」という名前に反して、ロングの黒髪で、クラスにも馴染めない暗い女の子が、自分とは対照的は明るく、クラスの人気者である風早と話したことをきっかけに恋に落ちていきます。この二人だけでなく、二人を取り巻くキャラクターもそれぞれ個性的なキャラクターばかりで、それぞれが甘酸っぱい恋を成長させていきます。漫画だけでなく、テレビアニメ化、実写映画化、ゲーム化された人気漫画です。

おすすめキスシーン:主人公爽子に対する気持ちを押し殺すように少し距離をとっていた風早に不安を覚え、風早の自分への気持ちを確認するために、5秒間目を閉じていた爽子。でも風早は、爽子にキスをしませんでした。女子からキスアピールしたにもかかわらず、何もされないというのはかなりのトラウマになりますよね。そこで、爽子が「もう好きじゃない? こんな私好きじゃない?」と泣きながら訴えたところ、爽子の言葉を塞ぐように風早からキス。奥手な風早の男らしさが垣間見えたところと、爽子の純粋すぎる気持ちにキュンとなるキスシーンです。二人の悶々とした関係が少しスッキリしたシーンでもあります。

作者:椎名軽穂
出版社:集英社
掲載誌:別冊マーガレット

■「クローバー trèfle」の大人のピュアなキス

あらすじ:実写映画化された人気漫画「クローバー」の新シリーズ。「クローバー」の主人公だった沙耶が務めていたホテル会社の同僚である妃女子が主人公の作品です。沙耶の同期のなかで最後の独身として社内で有名な妃女子。30歳という結婚適齢期を過ぎようとしている中で、結婚に焦り始める妃女子が、出会ったのがプレイボーイ、社内一のイケメンとして有名な国際部の細谷でした。相反する二人が純粋に恋に落ちていくラブストーリーです。妹たちとの関係クローバーに登場した同僚たちとの関係も見どころです。

おすすめキスシーン:「俺は一対一では付き合わない主義なんだ」とプレイボーイらしい発言で妃女子を振った細谷でしたが、突然、妃女子が参加していた合コン場所に現れ、妃女子を連れだす細谷。プレイボーイな細谷には、キスなんて序の口のはずですが、「してもいいかな?」と妃女子にフっと聞いてしまう細谷。そこに彼の妃女子に対する想いが詰まっていて、とてもキュンとします。その後、二人で顔を真っ赤にしながらキスする微笑ましいキスシーン。「プレイボーイのはずなのに」というのが、キュン度を高めてくれます。

作者:稚野鳥子
出版社:集英社
連載誌:Cocohana

■「アオハライド」のパプニングキス

あらすじ:中学時代の初恋相手だった洸がとつぜん双葉の前から姿を消した数年後、二人は高校で偶然にも再会します。好きだった中学時代とは別人のようになってしまった洸が気になる双葉。洸が変わってしまった原因の解明を二人の空白の3年間を埋めるようにストーリーは進みます。双葉と洸それぞれにライバルとなる存在が登場したり、二人の友人同士が恋に落ちたり、とハラハラとドキドキ、ほのぼのなどいろんな感情を交えながら読める漫画です。

おすすめキスシーン:良い感じになったと思ったら気まずくなったり、突き放されたりとなかなか上手く本当の気持ちをお互いに言えない双葉と洸。双葉に想いを寄せる冬馬が参加しているライブに誘われた双葉、そして冬馬の気持ちに気付いていて、双葉の動向が気になる洸。そんな二人がライブ会場で出会います。バンドの演奏中で、耳打ちをしないと声が聞こえない中、双葉に耳打ちしようとした洸と、洸に話しかけようと振り向いた双葉がパプニング的にキスしてしまいます。漫画ならではのハプニングですが、二人の様子をドキドキしながら見守る読者にとっては、キュンとするキスシーンです。

作者:咲坂伊緒
出版社:集英社
連載誌:別冊マーガレット

■「ラブ★コン」の身長差キス

あらすじ:大阪の高校を舞台にしたラブコメ作品。172cmという長身の小泉と156.2cmという小柄な大谷は、身長をコンプレックスにもつ二人。大阪ならではのお笑いコンピのような二人のやり取りは、傍からみるとどう見ても相性の良いコンピなのですが……。最初こそ犬猿の仲だった二人ですが、徐々にお互いを意識し始めます。友達から恋人になっていく男女にありがちなことが多く描かれているので、楽しみ共感しながら読める一冊です。

おすすめキスシーン:友達以上恋人未満な関係の大谷と小泉。趣味も話もコンプレックスまで同じ二人のかけ合いはいつもコントのようで笑えます。でもふと見せる大谷の優しさや男らしさに惹かれる小泉。大谷への気持ちが友だちから好きな人へと変わっていきます。大谷も最初は小泉のことを女としてみることに抵抗があったようですが、小泉が傍にいないとだめだと気づきます。そんな二人がキスした後に、大谷は「俺は友達と思ってるヤツにキスなんかにせえへん」と発言。女子ならば、みんなキュンとしますよね。また、大阪が舞台の漫画なので、関西弁の台詞がグッときます。

作者:中原アヤ
出版社:集英社
連載誌:別冊マーガレット

■「きょうは会社休みます」のさり気ないキス

あらすじ:33年間生きてきて、いまだに全く男性経験のない寂しい独身OL花笑。勤務先のアルバイトだった田之倉くんと付き合うことになったきっかけが、酔っ払って記憶がないまま一夜を共に過ごしたから、という突拍子もない設定ですが、田之倉くんの優しさと良い人具合に何度も胸キュンさせられる作品です。また、年下男子に翻弄される花笑の姿もとても微笑ましく、恋するうれしさや楽しさを思い出させてくれるストーリーです。

おすすめキスシーン:女子なら何歳になっても恥ずかしい姿を好きな人には見られたくないもの。男性経験のない花笑でもさすがに歯の欠けた姿は見られたくありません。花笑は、田之倉くんに必死に歯が欠けている姿を隠すようにしているのですが、田之倉くんは「大丈夫だから見せて」と言います。花笑が仕方なく歯を見せたところに、田之倉くんは優しくキスします。この予想もしない不意打ちなキスはキュンとしてしまいますよね。絶対に笑われると思っていた欠けた歯にキスしてくれるという田之倉くんのさり気ない優しさに、年下男子も悪くないなと思った方も多いでしょう。

作者:藤村真理
出版社:集英社
連載誌:ぶ〜け→Cookie→コーラスCocohana

■「僕等がいた」の海でのキス

あらすじ:北海道の釧路に転校してきた七海と学校の人気者である矢野とのラブストーリー。矢野は元彼女と死別するという暗い過去を引きずっており、その後母親とも死別するなど様々な苦難に襲われます。その度に彼を助けようと奮闘する小動物のような可愛さと心の強さをもった七海、そしてそんな七海の姿に惹かれる竹内など、さまざまなキャラクターの人生が描かれている作品です。 キャラクターが高校生時代から社会人になってまでストーリーは続いていくので、読者本人たちとの成長とも自然とマッチしていきます。

おすすめキスシーン:「海」と「砂浜」という女子が憧れるシチュエーションでの二人のキスシーンは胸キュンしないわけがありません。二人で砂いじりをしながら「桜貝みつからないね」と普通の会話をしつつも、徐々に二人の距離は近づいていき、キス。読みながら少し予想できる展開でありながらも、二人のドキドキ具合がこちらにまで伝わってきそうな臨場感があります。まだこのシーンはシリーズの初め頃で、二人が付き合っていた頃ですか、これから二人が乗り越えていかなければならない問題が多々出てくるので、たまに読み返して二人の初々しい純粋な姿を見て初心に戻ってほしいシーンでもあります。

作者: 小畑友紀
出版社:小学館
連載誌:ベツコミ

■「クローバー」の強引キス

あらすじ:ホテル会社で働くOLの沙耶とその上司である柘植さんとのドキドキ社内恋愛漫画。ドジで恋愛経験も少ない沙耶が、社内でも怖いと有名なエリート社員柘植さんとなぜか付き合うことに!完璧な柘植さんを前に沙耶はいつも怒られてばかりですが、それが恋愛のきっかけになることもあるんですね。沙耶の一生懸命さや純粋さに柘植さんが心惹かれていく姿が自然に描かれています。二人の恋愛模様だけでなく、友情、家庭、仕事などさまざまな面が描かれています。番外編や登場人物が同じの新シリーズなど長きに渡って愛されている漫画です。

おすすめキスシーン:普段はツンデレかつ冷静な上司である柘植さんが、沙耶に久々に会えたことで感情的になっているキスシーン。ポーカーフェースな柘植さんですが、沙耶への気持ちは大きいんだなと再認識することができます。「我慢できない」と沙耶を抱き寄せる柘植さんにドキッとした人は多いでしょう。はやる気持ちを抑えきれないシーンですが、がむしゃらではなく、自然と大人の男性の落ち着きを残しているところがさすが柘植さんです。社会人なら誰もが少しは期待・想像してしまう社内恋愛の妄想か止まらなくなります。

作者: 椎野鳥子
出版社:集英社
連載誌: ぶ〜け→Cookie→コーラス

■「僕は妹に恋をする」の妹からのキス

あらすじ:禁断中の禁断の恋である双子の兄と妹との恋を描いた作品。物心ついた頃から妹である郁のことを普通の家族愛とは違う感情で、女性として意識してしていることに気づいた頼は、これはイケないことだと郁と一定の距離をとります。また、郁はその頼の態度から自分がどんくさい性格だからだとコンプレックスを抱きます。そんなすれ違いだった二人が、頼の抑えきれない気持ちから郁にキスをし、告白したことにより止まっていた歯車が動き始めます。兄妹愛という幸せな結末が待っているか全く見当もつかない設定が話題になりました。

おすすめキスシーン:「俺を選ぶならキスして」、と真剣に双子の兄である頼から言われた郁は自ら頼にキスをします。禁断の恋だとわかっていながらも、お互いの気持ちに歯止めがきかなくなかった二人を表すシーンは、女性だけでなく男性が読んでもドキドキ、キュンキュンするシーンではないでしょうか。そして、妹を好きになってしまったという罪悪感を郁が受け入れてくれるというサインを意味する郁からのキスを機に、今後の二人の展開が気になるターニングポイントシーンでもあります。

作者:青木琴美
出版社:小学館
連載誌:少女コミック

■「5時から9時まで」の流されキス

あらすじ:27歳の誕生日を機に、なぜかモテ期突入となった英会話講師の潤子と数多くの檀家をもつ資産家の寺の後継者である僧侶の高嶺との恋愛模様を描くラブコメディ。英会話講師と僧侶という接点が一つもない二人は、お見合いで初めて出会い、ハプニング的に一夜を共にしてしまいます。真面目な高嶺は、深く結ばれた関係になった以上、結婚することが当たり前だと潤子に猛アタックを開始。しかし、潤子は昔から海外での生活に憧れており、寺の嫁になることなど考えられなかったのです。そんな潤子が徐々に高嶺のペースにはまっていく、というコメディ感も高めのストーリーです。二人だけでなく、二人を取り巻くキャラクターも個性派揃い。ドラマ化された人気コミックです。

おすすめキスシーン:潤子は、高嶺のことを好きではないと何度も何度も心の中で思っていても、ときどき高嶺のことをたまらなくかわいく思ってしまい、高嶺のキスの雰囲気に流されてしまいます。潤子が高嶺のことを好きだと思っていなくても、読者は高嶺の真っ直ぐすぎるまでの潤子への気持ちと世間離れした突拍子もない行動を既にかわいいと思っているので、車の中というシチュエーションもプラスして胸がキュンとしてしまうキスシーンでしょう。

作者:相原実貴
出版社:小学館
連載誌:Cheese!

■「近キョリ恋愛」の机下キス

あらすじ:成績優秀で運動神経も抜群良い優等生なのに、なぜか英語だけが唯一の苦手分野であるゆにが、臨時の英語教師ハルカと教師と生徒という関係でありながら禁断の恋に落ちるストーリー。普通ならば付き合えばラブラブできるけれども、教師と生徒という関係故に多くの問題や我慢が二人の前に立ちはだかります。数ある少女漫画の中でもピカ一でクールといわれているほどのクールガールなゆにが意外にもどんどん教師との恋にハマっていく姿は、現役の学生だけでなく、教師とのイケない恋に憧れた過去をもつ大人もドキドキしながら読めるストーリーになっています。

おすすめキスシーン:まさに先生との禁断の恋で一番に思いつく、教室でのキス! 誰もいない学校が描写されるのが一般的ですが、他の生徒もいる空間での机下でのキスは、誰かにバレないかというドキドキハラハラとバレるかもしれないのにキスをしてくれるという先生の優しさにキュンとします。なかなか非現実的なシチュエーションだからこそ、女性はこういうシチュエーションには憧れますし、先生とイケないことをしているちょっとした優越感に浸れますよね。

作者:みきもと凛
出版社:講談社
連載誌:別冊フレンド

いかがだったでしょうか? 女性にとっては憧れる、ドキドキのシチュエーションが満載だったのではないでしょうか。まだ読んだことのないキスシーンがあった人は、ぜひ漫画を手にとって読んでみてくださいね。