解散騒動の余震は続く(※写真はイメージです)

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 今年初頭から世間を騒がせているSMAPの解散騒動だが、その主導者と目される中居正広(43)に「個人事務所設立」の噂が浮上している。

SMAPとしての仕事はこれまで通りジャニーズで受け、中居クン個人の仕事の窓口は個人事務所で受ける。そんな構想のようです。ジャニーズを割って出ようとした中居クンにそんな勝手なことをさせるものなのか、とまず思うが、今のジャニーズはどうも容認せざるをえないらしい」

 とはジャニーズに詳しい芸能ライター。中居は独立騒動の一件で干されるどころか、折り合いをつけているようなのである。

「独立派の中心とされる中居クンは、個人の思いを大事にするタイプ。4月に地震が発生した熊本県をお忍びで訪れ、炊き出しを実行しています。その後も香取慎吾(39)を誘って被災地に行くなど、個人的な行動を続けている。これもジャニーズからすれば勝手な行動ですが、世論を大きく味方につけることに成功しました」(前同)

 それでも中居に個人事務所設立の話が出ているのはなぜか。

■「キムタクの立場が危うい」

 前出のライターが続ける。

「個人事務所はジャニーズ事務所内に設立され、中居クンがジャニー喜多川社長(84)の下に取締役として就任すると見られています。こうすればSMAPの仕事は続行でき、個人の仕事は自分で管理できるようになる。これは、ジャニーズがSMAPを解散させないための苦肉の策なんです。例の謝罪会見以降、ジャニーズだけではなく、“裏切り者”として木村拓哉(43)のイメージもガタ落ちしてしまったっため、今SMAPに解散されてはキムタクの立場が危うくなってしまう」

 つまり、ジャニーズに忠誠を誓った木村を守るため、中居の行動に目を瞑ってでも事務所に残ってもらうしかないというわけだ。

「しかし、これはジャニーさんが現役でいる間だけの暫定案。実は、現在副社長を務める藤島ジュリー景子氏(49)が近々社長の座を引き継ぐと言われてます。その時はやはり中居の独立、そしてSMAPの解散は避けられないのでは」(前同)

 この騒動、いつまでも終わりが見えぬほど深刻さが増しているようだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。