22日、澎湃新聞によると、中国上海市浦東新区人民法院で21日、ピクサー映画「カーズ」の知的財産権侵害をめぐる裁判が開かれた。写真は中国国産アニメ「汽車人総動員」のポスター。

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2016年6月22日、澎湃新聞によると、中国上海市浦東新区人民法院で21日、ピクサー映画「カーズ」の知的財産権侵害をめぐる裁判が開かれた。

「カーズ」の中国語の作品名は「賽車総動員」。自動車のフロントガラス部分に目のあるキャラクターが活躍する映画だが、原告のディズニーとピクサーは中国国産アニメ「汽車人総動員」にキャラクターイメージを盗用されただけでなく、映画の宣伝用ポスターも酷似していると主張。さらに、中国側の作品名についても「消費者を誤導するもので、著名商品の特有名称を勝手に使用する不当な競争行為に当たる」と指摘し、制作会社など3社に対して侵害行為の停止や300万元(約4800万円)の損害賠償などを求めた。

これに対し、中国側は「自動車を擬人化したため、目はフロント部分、口は前方バンパー辺りに配置するしかない」と反論。「双方には細かな違いがあり、区別は可能」と訴えた。名称に対する指摘についても「カーレースを意味する『賽車』は作品のテーマであり、『総動員』も頻繁に使われる言葉」と述べ、著名商品の特有名称には該当しないと主張した。

原告は中国より先に作品を公開した台湾では「汽車総動員」の名称を使っていたことや、中国側が公開2カ月前に突然、作品名称を「小小汽車工程師」から「汽車人総動員」に変更したことを指摘しており、同法院は「日を選んで審理を継続する」とした。(翻訳・編集/野谷)