「ユーモア・ド・パリ」展が渋谷・Bunkamuraで開催 - シャネルに愛された風刺画家・セムなど

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ドゥマゴパリ祭の展覧会企画「ユーモア・ド・パリ」が渋谷・Bunkamuraで開催。会期は2016年7月9日(土)から7月18日(月)まで。

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「ユーモア・ド・パリ」では、レイモン・サヴィニャック、ジャン=ジャック・サンペ、セムの3人の作家によるパリの魅力を紹介する。

注目は、昨年も今企画で人気だった風刺画家のセム。彼の描く社交場に集まる人々姿は、当時のパリの人々の着こなしや生活をシニカルに表現している。彼はココ・シャネルの支持者であり、お互い理解者であった。そのため本展示では、シャネル本人のモチーフや、彼女がデザインしたドレスを身にまとい、当時のモードの中心にいた女性達を描いた作品も登場する。

他にも、ポスター作家のサヴィニャックからは季節に映える有名ポスターから貴重な原画作品を公開。そして現在も活躍しているフランスの国民的漫画家でありイラストレーターのサンペの、飾りやすいサイズ感に哀愁漂う登場人物を描かれた作品も見られる。さらに、120年以上の歴史を持つパリのレストラン「マキシム・ド・パリ」が舞台の作品や、本店で現在も使われているメニューブックのセムによる挿絵などは、当時のパリのリアルな一場面を垣間見ることができる。

パリの街や人々を魅了し愛された、スタイルや時代も様々な3人の画家たち。彼らのフランスに根付いた感性が溢れる作品が持つ世界観を感じに、是非訪れてみてはいかがだろうか。

【開催概要】
ドゥマゴパリ祭の特別連動企画「ユーモア・ド・パリ」
開催期間:2016年7月9日(土)〜7月18日(月・祝)
会場:Bunkamura Box Gallery
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
開館時間:10:00〜19:30 ※最終日は17:00まで
問い合わせ:03-3477-9174