フォーミュラEが賞金約1億円のバーチャルレースを計画。ゲーマーとレーサーが対決、2017年1月のCESで開催

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2015年秋に始まった第2シーズンも佳境にさしかかるEVレース『フォーミュラE』が、賞金100万ドルをかけたバーチャルレースを開催します。時期は2017年1月で、ラスベガスで開催される家電見本市 CES 2017に専用のレースシミュレーターを持ち込み、プロ・レーサーと、選抜されたゲーマーの対決になる予定です。アガグ氏はロイターに「初のプロレーサーとゲーマーによるバーチャルレース大会」をラスベガスのCES 2017で開催し、大きな額(6桁)の賞金を用意すると語りました。また、このバーチャルレースはラスベガスならではのジャックポットになると付け加え、かなり大きな額の賞金を用意するとしました。ロイターは100万ドル(約1億円)になるという内部からの情報も伝えています。

フォーミュラE CEOのアレハンドロ・アガグ氏は、2014〜2015年の第1シーズン開幕前レースイベントへのファンの参加を重視しており、バーチャルレースの開催についても早い時期からたびたび話題に出してきました。その一部はすでに、一般のファンとフォーミュラEドライバーのシミュレーターレースや「Race Off Proシリーズ」イベントとしても実現しています。

 


6月18日のRace Off Proイベントの模様
 

CES 2017 に計画するバーチャルレースは、賞金の大きさと、プロレーサーとゲーマーのガチンコ対決が大きな見どころ。アガグ氏は、リアルな世界のフォーミュラEとeSportsのレースゲームの世界を積極的に融合し、将来的にはフォーミュラE選手権の正式な1戦としてバーチャルレースを組み込む可能性もあるとしています。

 


5月21日のベルリンePrixのハイライト映像
 

参戦するプロレーサーはフォーミュラEに出場中のドライバーから選出されるはずです。一方、ゲーマーのほうは2016年10月以降に予定する"Race to Vegas"と名付けたオンライン予選を勝ち抜かなければなりません。

なお、CES 2017の決勝レースで使われるコースは当日朝まで秘密にされるとのこと。アガグ氏は「レースゲーマーはプロレーサーよりもレースゲームが上手いのがあたりまえだ。しかし、プロレーサーも未知のコースを数周しただけでターゲットタイムを叩き出す順応性を持ち合わせている。事前の練習ができない初めてのコースならいい勝負になるはずだ」と語っています。

ちなみにバーチャルレースといえば、10月発売予定のグランツーリスモSPORTでもFIAカップの開催がアナウンス済み。レースゲーマーの立場からすれば、ここ数年はオンラインで腕を極めればプロに挑戦できる道筋がどんどん拡大しており、ある意味バーチャルとリアルの境目がなくなりつつあると言えそうです。