日本人は民度が高いと評価する中国人は数多く存在する。日本を訪れる中国人が増えていることから、中国のネット上でも日本での体験記として、日本人の民度を称賛する声も増えている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本人は民度が高いと評価する中国人は数多く存在する。日本を訪れる中国人が増えていることから、中国のネット上でも日本での体験記として、日本人の民度を称賛する声も増えている。

 だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人の民度が高いのは法律のおかげ」であると主張する記事を掲載している。

 中国のネット上で日本人の民度を称える声が増えていることが気に食わないのだろうか、記事は「日本の厳格な法律が、日本人の非文明的な行動を抑制している」と主張している。さらに決闘罪や軽犯罪法の存在を紹介、「武士道が存在した日本だが、決闘罪があるために日本では誰かがケンカしている姿は見られない」などと主張した。

 さらに、「日本では痰や唾を吐き、又は大小便をする人がいないのは軽犯罪法の存在によるもの」と主張。中国ではどこでも痰や唾を吐く行為が習慣となっている人が多いため、もしこの法律を中国で施行したら若い女性を除くほとんどの人が罪に問われることになるだろう。また、日本人が列にしっかりと並ぶことができるのも、法律で割り込みが禁止されているためであると主張。割り込みで有名な中国人にとっては不安を感じさせる法律であることを主張した。

 記事は日本の法律の厳しさに圧倒される思いがしたのだろう、「中国で生まれたのは幸運であり幸福なことだと感じた」と感想を述べている。しかしその一方で「中国人の民度は確かに日本人には及ばないと感じた」とも主張しているが、やはり根本的な勘違いがあるようだ。例えば、決闘罪のように法律の存在が喧嘩や私刑を抑制している事実はあるだろうが、日本人が痰や唾を吐かないこと、列に並ぶことは法律によるものではない。逆に言えば、こうした勘違いは「法律さえ整備すれば、中国人の痰吐きを止めさせられる」というさらなる勘違いに発展しかねないものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)