『ラスト・タンゴ』 7月9日より公開 (C)WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

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【独女のお勧め】テーマ:結婚(…前編「結婚しないことを選べる幸せ〜」より続く)
【独女のお勧め】前編/ヤングアダルト女子が選ぶ「結婚観に影響を与えるオススメ映画5選」!

●人のためではなく自分のためにする!
結婚の本当の意味を教えてくれる作品

『アンコール!!』
不釣り合いなカップルに遭遇することもときどきありますが、そんな風に「明るくて素敵な女性に、どうしてあんな無愛想な夫なの?」と思わず言いたくなるような夫婦が登場するのは、『アンコール!!』。周りからみれば、「どこがいいんだろう?」なんて思うこともあっても、そこには2人にしかわからない愛情や相性のよさが存在するもの。「自分を変えてまで誰かに合わせなくてもいい。誰にでも合う人は必ずいる」という言葉には思わずハッとさせられます。そして、妻が夫のために、命を振り絞って想いを歌に乗せるシーンを見れば、「周りの評価なんてどうでもいい!」と思ってしまうはず。結局のところ、「自分が誰といたいのかという気持ちに素直になること」が幸せな結婚の秘訣だと教えてくれる2人の姿は、憧れの夫婦像。誰かのために結婚するのではなく、自分のためだという単純なことを改めて感じさせてくれます。

『これが私の人生設計』
独身女子なら誰もが経験しているであろう、親や親戚からの「結婚はまだ?」攻撃。そうやって急かせれるのに飽き飽きしているあなたにオススメしたいのは、『これが私の人生設計』。全力で取り組んでいるのに仕事ではパワハラを受けたり、やっと好きになった理想の男性がゲイだったり……、というように「仕事も恋愛も手を抜いているわけではないけれど、なぜかうまくいかない」という悩みを抱えている女子も増えているはず。でも、なんでも思い描いた設計図のようには進まないことが多いのが人生。それでも、自分の信じた道を進んで幸せをつかもうとする主人公に、「何度も書き直したとしても、自分の人生設計は間違っていないんだ」と前向きになれること間違いなしです。“笑う門には福来る精神”で色んな経験も笑い飛ばして暮らしていれば、自然と幸せも近づいてくるかもしれません。

『ラスト・タンゴ』
そして最後は、一度は結婚を経験するも、妻でいる人生を最終的に選ばなかった女性の代表として、7月9日公開の『ラスト・タンゴ』より、実在する“伝説のタンゴダンサー”マリア・ニエベス。理想とは違う結婚生活に別れを告げ、数々の苦しみを乗り越えて仕事に人生を捧げると決意した女の表情は同性からみてもとにかくカッコイイ。彼女にとって、“最高の伴侶”は他でもない、タンゴだけだったのかもしれません。ときに1人でいることの寂しさをみせるものの、天職と出会え、生涯現役でいられる彼女は80歳を超えたいまなお輝いており、結婚だけが女の幸せではないと教えてくれるのです。

以上、独女目線で「結婚」をテーマにオススメの5作品をご紹介しました。結婚したい人も、したくない人も、映画とともにさまざまな疑似体験を経て、改めて自分の結婚観と向き合ってみては?(文:志村昌美/ライター)

志村昌美(しむら・まさみ)
映画宣伝マンとして洋画や邦画の宣伝に携わったのち、ライターに転向し、現在は映画紹介やインタビューなどを中心に執筆。イタリアとイギリスへの留学経験を経て、日・英・伊・仏のマルチリンガルを目指すべく日々精進中。ハリウッドの大作よりも、ヨーロッパ系の小規模な作品の方が気になりがち。

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