幼稚園や小学校のPTA活動などで、高学歴ママやキャリアママが言う正論や、良かれと思ってやったことが、ときには周りから「クレーム」ととられたり、「面倒くさい人」と思われたりすることがある。

エリートママが何気なくしてしまっているNG言動について、ファインコーチングの山崎洋実さんは次のように指摘する。

1. 何でも効率を重視してしまうこと

一見「意味のないこと」「無駄なこと」に見える中に、実はママたちや学校、地域の人たちがこれまで大切に感じてきたやり方・習慣があることも…。

「PTAはボランティアですし、古いやり方が続いているところが多いです。エリートママは多忙ですし、仕事ができるので、何でも効率よくシンプルにやろうとしがちですが、人付き合いの上では『どうでも良いこと』の中に人間関係を深める上で重要なこともありますよね」(山崎さん 以下同)

2. 「私がひとりでやったほうが早い」という発想

エリートママは優秀ゆえに、ほかのママを置いてけぼりにしてしまうことも多々あるそうだ。

「エリートママは仕事ができるので、つい無意識に出しゃばりすぎてしまうこともあります。本人としては『私がやれば、みんながラクできる』『私ひとりで取り組んだほうが早いから』などと、良かれと思って全部ひとりでやってしまいがち。でも、それはほかの人の仕事を取り上げてしまっていることになるのです」

●厚意でやったことが、誰かの仕事を奪うことにも

3. 「自分がやれば、他の人はラクになる」という発想

PTAの仕事などを嫌々やっている人の場合は、他の誰かがかわりにやってくれると、助かると感じるもの。

でも、本心では実は「やりたがり」の人もいるし、真面目な人の場合は、他の人が全部やってくれてしまうと、「自分のすることがなくなってしまった」と申し訳なく思ったり、劣等感を抱いたり、寂しく感じてしまったりすることもあるそうだ。

「人は役に立ちたい生き物です。本当は自分ひとりでやるほうが早いことでも、全部かっさらってしまってはダメ。世の中、正しさだけじゃないですから、効率や要領が悪くても口出しをしすぎないこと。そして、『あなたがいてくれて助かった』と声をかけていくことも必要です」

エリートママは何でも効率よくやりたくなってしまうもの。効率よくやることで、助かる人も場面も多数ある。でも、子どものためのボランティアを「仕事」と同列に捉えないことが大切なこともある。常に周りを見渡すことは心がけたいものだ。

(田幸和歌子+ノオト)