ヨーグルトよりコレ!美腸をつくる「植物性の乳酸菌」タップリの食材3つ

写真拡大

ダイエットに美肌にと、腸活に励む女性が増えているようですね。

やはりアラサー以降は内面からのケアがとても大切になってくるのは間違いのない真実。

腸活といえばヨーグルトのイメージが強く、とフルーツとヨーグルトの組み合わせを習慣的に摂っている人も多いかと思います。

しかし、実は日本人にはヨーグルトなどの動物性の乳酸菌よりも植物性の乳酸菌の方が効果的だと知っていましたか?

そこで今回は健康管理士の筆者が、日本人に最適な植物性乳酸菌を摂取できる食品を3つご紹介します。

■1:ぬか漬けとしょうがで腸からきれいダイエット

植物性乳酸菌といえば、ぬか漬け。これから夏場を迎える今、乳酸菌とともに適度な塩分の補給も出来るので、食卓の必須アイテムにしたい一品です。

ぬか漬けで思いつくのはきゅうりやナスかと思いますが、その他にもニンジン、カブ、パプリカにかぼちゃと、色とりどりの野菜をぬか漬けにすることもできます。

実はこれらの野菜をぬか漬けにすると乳酸菌が取れるだけでなく、ぬかに含まれるビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウムや鉄などの豊富な栄養素までが野菜に染み込んでいきます。

ビタミンAはお肌や粘膜の潤いキープに、B群はエネルギー代謝にと美肌とダイエットに非常に効果的。

漬けすぎたぬか漬けは、薄くスライスして軽く絞り、おろしショウガと少量の醤油で合えれば、ショウガの抗糖化作用や脂肪燃焼効果までもが期待できます。

■2:味噌漬け

味噌漬けといえばごぼうくらいしか思いつかないかもしれませんね。

味噌漬けでは味噌を生で摂れるため、味噌に含まれる酵母菌が腸内環境を整えるのは言うまでもありませんが、代謝促進に不可欠なビタミンB群も野菜に染み込んでいるので、味噌の持つ抗酸化作用や美白作用なども得ることができます。

そして味噌漬けはごぼうだけでなく、家庭で簡単に作れる豆腐の味噌漬けや卵黄の味噌漬けなど、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。

■3:寒天ゼリーの失敗作に意外な効果が!

寒天でゼリーを作ろうとして、固まらず失敗した経験はないでしょうか? 寒天は加熱時間が長かったり、レモンなどの酸の強いものを大量に加えると固まりにくくなるという特徴があります。

しかしこの失敗作には意外な効果があるのです。

「いまさら腸活に寒天?」と思われるかもしれませんが、実は寒天にはこれまで言われていた水溶性食物繊維以外にも“アガロオリゴ糖”という嬉しい成分が含まれているのです。

これは寒天が胃酸で分解されてわずかに作られる成分。

オリゴ糖が腸内の乳酸菌など善玉菌のエサになり増殖を促進するのは周知の事実。

さらにアガロオリゴ糖には紫外線や乾燥によるコラーゲンの破壊を抑制する効果や抗酸化作用まであるのです。

アガロオリゴ糖は寒天と酸を加熱しても作ることができるので、目安としてのレシピをご紹介します。

●レモン香るはちみつかんてん

<材料>

水・・・400cc

棒寒天・・・8g

レモン汁・・・大さじ3

はちみつ・・・大さじ1

<作り方>

(1)棒寒天は水でふやかして、よく絞る。

(2)鍋に水、レモン汁、はちみつを入れ、(1)をちぎりながら加え、よく混ぜながら強火で加熱。

(3)沸騰したら、そのまま3分ほど混ぜながら加熱する。

(4)粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。

いかがでしたか? 酸味のあるひんやりスイーツ。腸活に効くなら試してみる価値はありですね。

【筆者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ YNS / PIXTA