林全・行政院長

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(台北 22日 中央社)野党、国民党の黄昭順・立法委員(国会議員)は21日、海洋協力などを協議する7月下旬の「台日海洋協力対話」において、台湾の元慰安婦への謝罪を公の場で行うことを日本側に求めるよう林全・行政院長(首相)に要求。これに対して林氏は、「どのような約束もできない」とした上で、協議では「漁業権問題の解決を優先したい」との考えを示した。

この日、立法院(国会)で林氏への質疑を行った黄氏は、慰安婦問題をめぐって日本の安倍晋三首相は公の場で韓国側に謝罪したと指摘。台湾も来月の海洋対話で、韓国と同様の対応を行うよう日本側に促すべきだと訴えた。

林氏は3日の立法院質疑で、台湾の元慰安婦について、「志願した人もいれば、強制された人もいた可能性がある」と発言。同日夜に、関係者を傷つけかねないとして謝罪を表明している。

蔡英文政権は発足直後の先月23日、7月末までに台日双方の窓口機関による、海洋協力に関する対話メカニズムの構築などを目指すと表明。今月21日には「台日海洋協力対話」が7月下旬に台北市内で開催されることが決まった。沖ノ鳥(日本名:沖ノ鳥島)近海の漁業問題などが議論されるとみられている。

(王承中/編集:杉野浩司)