【漫画】夫婦でシェアしよ♪ 漫画コウノドリに学ぶ「マタニティブルー」

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初めての妊娠は誰でも不安なもの。しかしその不安はなにも知らない「無知」から来るものがほとんどです。そこで新米ママ&パパでも分かりやすいよう、大ヒットマンガ「コウノドリ」のシーンを引用しながら、お産について楽しく解説! 思わず夫婦でシェアしたくなっちゃう内容を、2回にわたってご紹介します。

第2回目は、「マタニティブルー」のお話です。赤ちゃんが生まれてきてくれて嬉しいはずなのに、なぜか悲しい。奥さまが出産を終えてから元気がないなど……。出産を終えたお母さんは「マタニティブルー」になることがあります。しかしマタニティブルーについて本人はもちろん、パートナーである旦那さまがきちんと理解していないと、出産をきっかけに夫婦の中に亀裂が入ってしまいます。また最悪の場合、わが子を手にかけてしまうことも……。そんなことにならないよう、さっそくマンガによる解説にいってみましょう!

■シーンで解説! マタニティブルー

8巻 TRACK24「マタニティブルー」より

●最初はできなくて当たり前!

マタニティブルーとは、妊娠中におこるものだと思っている人も多いのではないでしょうか? しかし本来マタニティブルーとは、産後2週間くらいの間に起こることなのです。出産を終えた女性は体力が回復しないうちに育児に突入します。その過酷な状況にプラスして、急激に減少したホルモンが女性を悲しい気持ちにさせるのがマタニティブルーです。この時期の女性は、赤ちゃんが泣きやんでくれなかったり、自分がおっぱいを上手にあげられないことに対して落ち込みやすくなります。しかし「できなくて当たり前」。お母さんになったばかりでうまくできるほうがマレなのです。そこでパートナーである旦那さまは落ち込んだ奥さまに「最初はできなくて当たり前だよ」と優しく声をかけてあげましょう。それだけで女性の気持ちは軽くなるはずです。

●真面目な女性がなりやすい「産後うつ」

また、産後女性のやる気がでなくなったら要注意。それは「産後うつ」かもしれません。出産を終えた30%ほどの女性はマタニティブルーを経験すると言われていますがそのほとんどは2週間以内におさまります。しかし抑うつ状態がそれ以上続く場合は「産後うつ」に該当します。

産後うつは、出産を終えた8人〜10人のうち1人がなると言われ、特に真面目で頑張りやの女性がなりやすいと言われています。真面目な奥さまをお持ちの旦那さまは、女性が1人で全てを抱え込まないよう気を配ってあげましょう。人に頼らず、なんでも1人でやろうとする女性は、パートナーである旦那さまを信頼し、素直にサポートをお願いしてみましょう。とくに産後は体力が落ちており、普段できたことが容易にできないこともあります。そういうときは無理をせず、人に頼ることで「産後うつ」を回避しましょう。

●奥様をきちんとねぎらおう!

なにより大事なのは、旦那様から奥様へのねぎらいの言葉です。妊娠・出産という大事をなしとげた奥さまに対し、しっかり「お疲れ様、ありがとう」と伝えてあげましょう。この一言で女性は「妊娠・出産時」の辛い思いが報われるものです。

■まとめ

「マタニティブルー」のお話、いかがでしたか? 医療が進歩した現代であっても「妊娠・出産」はお母さんのがんばりなくしては成し遂げられません。しかし何でも自分でやろうとしてがんばり過ぎは×。初めての子育ては気負いすぎず、「できることをやればいい」くらいの気持ちで望みましょう。子どもだって余裕がないお母さんを見るよりも、いつも笑っているお母さんをみるほうが安心して元気に成長するものです。また、旦那さまは大イベントを終えた奥さまに感謝の気持ちを忘れずに。そしてこのあとに始まる「育児」は夫婦で協力し、一緒に楽しみながら子育てをしましょう!

(文・構成 梅津千晶/マイナビウーマン編集部)