日本を代表する自動車やバイクのメーカーの1つとして、「ホンダ」の名前を知らない中国の人は、おそらくほとんどいないだろう。しかし、そのホンダが農園を運営している聞くと、少なからぬ人が首をかしげるかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を代表する自動車やバイクのメーカーの1つとして、「ホンダ」の名前を知らない中国の人は、おそらくほとんどいないだろう。しかし、そのホンダが農園を運営している聞くと、少なからぬ人が首をかしげるかもしれない。

 中国メディア・捜狐は20日「これはわれわれの知っているホンダではない。日本人の物の売り方は誰が理解できようか」とする記事を掲載した。記事は、ホンダが自動車のみならず、創業当時から続くバイク、さらには飛行機や発電機、耕運機など広い製造分野をカバーしていると紹介。

 さらに、汎用製品部門が2004年に日本を代表する高原レジャーエリアである山梨県の八ヶ岳に「八ヶ岳Honda菜園」を作り、一般市民を呼び込んで農耕活動をしてもらっていると説明した。また、同社のサイト内にある「八ヶ岳Honda菜園」のページには、現地の便りや農具の使い方などが紹介されていると説明した。

 記事は、「実際、ホンダがこのような活動を推進する一番の目的は、違った方法によってホンダの汎用製品部門の農業用具を売り込むことにある」、「利用者の体験が盛り込まれた日記などの文章を通じて、製品の耐久性、信頼性を宣伝し、『クチコミ販売』という目的を達成させようとしているのである」と論じている。

 モノを売るうえで大切なのは、しっかりとした戦略とアイデアだ。時として正攻法だけでは突破できないこともある。そんな時は、柔軟な発想による宣伝や販売の手法が、大きな効果を発揮するのだ。「自動車メーカー」として知られるホンダが見せる「別の顔」は、中国企業にとっても大いに参考になるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)