中国メディアの今日頭条は18日、マナーの悪さは中国人旅行者だけが有する代名詞ではなく、実はかつての日本人旅行者もその「野蛮」な行為で有名だったと論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)thaifairs/123RF.COM)

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 中国メディアの今日頭条は18日、マナーの悪さは中国人旅行者だけが有する代名詞ではなく、実はかつての日本人旅行者もその「野蛮」な行為で有名だったと論じる記事を掲載した。

 記事はまず2013年5月に中国国内で非常に大きな話題になった、中国人少年によるルクソール神殿への落書き事件を紹介。これはこともあろうに3500年前の文化遺産に「○○ここに参上」と中国語で落書きされていた事件だが、落書きしたのは中国国内に住む中国人の少年だったことが後に発覚した。

 しかし記事は日本人旅行者もかつてはこうした「野蛮」な行為で有名だったと紹介。例えば1984年当時のスイスでは、日本人旅行者が重要文化財に落書きするというマナーの悪さが広く知れ渡っていたと記事は紹介。そのため当時の日本駐ジュネーヴ領事館は日本人のために落書き帳を準備、日本人による重要文化財への落書きを防ごうとしたと説明した。

 記事は結論として「現在の中国人は20世紀の日本人にそっくりだ」と指摘。現在の日本人旅行者はマナーの良さで知られているが記事はこうした変化を理由にしているのだろう、中国人の野蛮なマナーについて「それほど心配する必要はない」と説明。時間さえあれば日本人のように改善するという見方を示した。

 スイスの落書き帳による対策事例に似ていると思われるが、ある資料によればイタリア・フィレンツェのドゥオーモのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂も最近デジタル落書き帳つまりタブレットコンピューターを設置し、貴重な文化財への落書きを防ぐ努力を払っているようだ。

 さらに別の資料はこの大聖堂で発見された約280個の落書きのうち最も多いのは韓国語で、次いで日本語、イタリア語、英語と続くと説明している。これらの落書きがいつのものかはわからないが、最近デジタル落書き帳が導入されたということは文化財への落書きは後を絶たないのだろう。現在日本人のマナーはとても良いことで知られているが、それでも個人の行動は国全体のイメージに影響を与える。このことは中国人だけでなく日本人にとっても銘記すべき事実だと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)thaifairs/123RF.COM)