ホンダ、4モーターのNSX EVで100年目のパイクスに挑む。進化したSH-AWDで総合優勝に挑戦

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ホンダの海外向け高級車ブランドAcuraが、6月20〜26日に開催の「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に4モーター搭載のNSX-Inspired EV Conceptで出場します。ドライバーはベテランの山野哲也選手。

ホンダは昨年のパイクスでエキシビションクラストップの成績を収めたCR-Z ベースの4モーターEVから、ボディをNSXに変えての参戦となります。

【ギャラリー】Acura EV Concept NSX (5枚)

パワートレインは昨年のCR-Zが搭載していた4モーターSH-AWDの進化版。4輪の加速/減速時のトルク配分を個別に制御、さらに4輪操舵システムPrecision All-Wheel Steerにより、リアのトー角まで独立制御する高度なシステムを採用してコーナリング時の安定性を高めます。

また、モーターの出力は昨年型に比べ3倍に増加。NSXタイプのボディも空力特性的に好タイムに貢献するはずです。さらにホンダは昨年のパイクスで取得したデータで今回のマシンを調整・アップデートしており、さらにパイクスに適した仕上がりが期待されます。
  
ちなみに、今回ホンダがエントリーするのはエキシビションではなく、Erectric Modifiedクラス。いわばEVの無制限クラスで、毎年本気で総合優勝を狙うマシンが並びます。昨年総合優勝を果たしたリース・ミレンの eO PP100や、6年連続総合優勝の記録を持つ「モンスター」こと田嶋伸博氏のTajima Rimac E-Runner Concept_Oneも、もちろんこのクラスです。

ゼロから作り上げた完全なパイクス用マシンを用意するディフェンディングチャンピオンとモンスターを相手に、市販車のシルエットをまとうホンダがどこまで善戦できるか注目したいところです。

下は、eO PP100 と Tajima Rimac E-Runner Concept_One