ネットストーカーや性犯罪を防ぐ「SNS護身術」

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日々のあらゆる事柄を自由に投稿できるSNS。現代社会を生きる私たちにとって、SNSは必須のコミュニケーションツールといっても過言ではありません。

しかし、昨今はそんなSNSを悪用した犯罪がはびこっているも事実。ネットストーキングなどによる被害は、誰にでも起こりうる事案と言えます。

何気なく発したコメントから情報が漏れたり、執拗に嫌がらせのコメントをされたりした時、一体どういう対応をするのがベストなのでしょうか。そこで、ネット上の犯罪から身を守る術を調べてみました。

■まず、知っておきたいこと



2012年、逗子で起きたストーカー殺人事件を機に、2013年に「ストーカー規制法」の改正が可決されましたが、ここで「つきまとい行為」に電子メールの大量送信も対象内に。しかしSNS上のやり取りは未だ対象外なので、警察は動くことができず、法の抜け穴とも言われています。なので、SNSの投稿は慎重にならないといけないのです。

■護身術その1「現在地、個人情報を削除」


基本的なことですが、自分の居場所や個人情報が特定できる投稿の削除するのが大切。制服姿の写真はもちろん、「〇〇なう」「明日の〇〇のライブに行くよ」「◯日は私の誕生日」などのつぶやきも実は要注意です。どこかに行ったことについて投稿したければ、タイムリーな報告ではなく、数時間〜1日寝かせてから投稿するようにしましょう。タイムラグを生むことで自分の身を守ります。

待ち伏せされたり行動を監視されたりしないように、なるべくタイムリーな情報は載せない方がいいでしょう。もちろんカメラのGPS機能もオフにしてください。オンのままだと画像に残ったデータから住所が割り出せてしまいます。

■護身術その2「着信拒否、ブロックはしないこと」


ネットでしつこく嫌がらせコメントを受けたら、思わずブロックしたくなるもの。しかし、ストーカーにとって、ネットだけが意中の相手と繋がれる手段なのです。それが遮断されてしまうと、やり場のない思いが増幅し、逆恨みされることも少なくないのだとか。それに、繋がる手段をなくすと「もう直接会いに行くしかない」という心理にさせてしまう場合もあるそうです。

つらいですが、ブロックや着信拒否はせずに、スルーするのがベスト。とはいえ、ケースバイケースなので、警察や弁護士、行政機関の窓口、カウンセラーなど第三者窓口に相談してください。

■護身術その3「ネットだけの繋がりの人を信用しきらない」



ネットで知り合った相手とネット上で交流するのもSNSの醍醐味。ですが、簡単に連絡先を交換したり実際に出会ったりしないようにしましょう。個人情報を守ること、ネットとリアルの線引きをすることがストーカーから身を守る最後の砦です。

■ネットストーカー被害に遭ったYさん(女性・24歳)は……


「元彼はいつも一緒にいたいと思う甘えん坊タイプだったので束縛が強かった。私から別れを告げた時、丁度彼は就職に失敗しどん底の状態だったので、逆恨みをするように。

メールで『お前と過ごした時間のせいで就職試験に落ちた。俺の人生台なし。責任取って俺とヨリを戻すのが筋』などと言いがかりをつけてきました。

無視していても何度もメールが届き、しまいには『死ね』『お前の家まで迎えに行く』という言葉まで出てきたので身の危険を感じ、警察の生活安全課に相談。警察から電話で警告してもらい、さらには私に近づかない・連絡しないよう誓約書を書いてもらってことなきを得ました……」

かつて愛し合ったはずの相手ですらネットストーカーになる可能性はあるようです。受信拒否しなかったのが幸い……。

このようにSNSは使い方によって毒になり得るもの。利用する際は細心の注意を払って行うようにしましょう。

(藤田佳奈美+ノオト)