熟睡している時に消費するカロリーはなんと約300kcal。これはジョギング1時間分にも匹敵します。寝るだけで痩せられる“睡眠ダイエット”、毎日取り入れたいですよね。

今回は、30年間にのべ3万人の肥満治療を行った肥満外来の医師、左藤桂子先生の『肥満外来の女医が教える 熟睡して痩せる 3・3・7睡眠ダイエット』から熟睡して痩せるコツをお伝えします。

■睡眠とダイエットの関係

あまりよく眠れない状態は、食欲は過剰で代謝が下がっているため、太りやすい傾向にあります。熟睡して健康になれば、自然と代謝が上がり、太りにくく痩せやすい身体になっていきます。

左藤先生は「肥満外来の医師として言えるのは健康的に痩せるには栄養面と運動面の改善が欠かせないということですが、その一方で“正しく眠れていない人はいくら栄養面や運動面に気を配っても、健康的に痩せることは難しい”ということでした」と述べます。

ひと晩で300kcal消費すると、1ヵ月で約1kg、年間では10kg以上もの差が出ます。これまで正しい睡眠が取れていなかったという方は、睡眠を改善することで、これだけ痩せることも期待できるのです。

■睡眠が取れているかチェック!

ちゃんと眠れているかどうかは、以下のチェック項目からも分かります。

・睡眠時間は足りているのに、朝起きた時に疲れが取れていないと感じる

・「ぐっすり眠って、スッキリ起きた」経験があまりない

・しっかり眠ったつもりでも、昼間は眠くてたまらないことがある

・移動中の電車やバスのなかでは、ついウトウトすることが多い

・お酒を飲まないとなかなか眠れない

もしこれらの項目に一つでも当てはまっていたら、正しい睡眠を取れていない可能性が高いといえます。

■3・3・7の法則とは?

睡眠ダイエットは、ただ自己流に眠りさえすればよいわけではありません。成長モルモンの働きを高める正しい睡眠を取ることがポイントになります。先生のこれまでの経験から生み出されたのが『3・3・7睡眠法』です。『3・3・7睡眠法』とは、以下のような法則です。

(1)寝始めの3時間はまとめて寝る

何時に眠りについたとしても、寝始めの3時間は途中で目の醒めることのないように眠ります。寝始めの3時間を深く眠って、成長ホルモンをまとめて分泌させます。ソファーで寝たり、洋服を着たまま寝たりしないようにしましょう。

(2)夜中の3時には寝ている

成長ホルモンは夜10時〜深夜2時の間に集中して分泌されます。誤差を考慮して1時間後ろにずらし、夜中の3時をギリギリセーフのラインとします。これなら朝型でも夜型でも、どちらの生活スタイルの人でも実践できます。ただし、深夜3時には深く寝ていることが条件なので、深夜3時になってから布団に入るのでは遅すぎます。

(3)1日のトータルの睡眠時間は7時間を目指す

健康的に痩せたいなら、睡眠時間は7時間を目安に。多少個人差はありますが、長く寝るほど痩せるわけではないのです。

仕事などで7時間も寝られない人もいるでしょう。そういう場合は、1日トータルで7時間の睡眠を考えればいいのです。通勤時間や昼休みの仮眠で合計7時間になればOKと考えてください。

『3・3・7睡眠法』の重要度は(1)>(2)>(3)になります。何かと睡眠時間を削りがちな現代生活ですが、睡眠不足は肥満にもつながりかねません。効率良く睡眠を取ってダイエットにもなれば、一石二鳥ですね。

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