【人気美容師が伝授】ヘアカラーを長持ちさせるための簡単な方法3つ

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美容室でせっかく気に入ったカラーにしたのに、すぐ色が落ちてしまった……という経験ありませんか? 一方で、染めたままのきれいな状態が長持ちする人もいます。違いはどこにあるのでしょうか。

実は、普段のちょっとした行動がカラーの持ちをよくしてくれるんです。

そこで今回は、美容師の筆者が、ヘアカラーが落ちてしまう原因と、長持ちさせる方法をご紹介します。

■ヘアカラーの落ちを早める主な2つの原因

・紫外線やアイロンなどによる物理的ダメージによる自然褐色

・薬剤などによる褐色

このふたつが、ヘアカラーの落ちを早める主な原因として挙げられます。

また、“毛先の方が早くカラーが落ちる”方も多いのではないでしょうか。それは、傷んだ髪は内部がスカスカなため、カラーの吸着部分が少なくなり、たとえ吸着してもすぐに抜け落ちてしまうから。

そのため、髪にダメージがあればあるほど、カラーの落ちが早くなってしまうんです。

■ヘアカラーを長持ちさせる方法3つ

(1)カラーと、パーマや縮毛矯正を同日に行わない

カラーと同じ日にパーマや縮毛矯正をすると、ダメージが進行し、カラーが落ちやすくなってしまいます。同日は避け、1週間ほどあけてから施術しましょう。

(2)カラーケアシャンプーを使う

普段使っているシャンプーでヘアカラーがすぐ落ちてしまう場合は、美容室専売のカラーケアシャンプーなどを使用することで色落ちを遅らせることができます。

特に、“ヘマチン”といわれるヘモグロビンを加工した成分入りのシャンプーが、カラー直後のヘアにはオススメ。色落ちは髪に残っている薬剤が関係している場合も多いため、普通のシャンプーでは取りきれない残留した薬剤を除去するといわれているヘチマン入りのシャンプーを使用することにより、ヘアカラーの退色を遅らせることが期待できます。

(3)紫外線ケアのヘアケア剤を使う

これからの季節、特に気をつけたいのが紫外線です。紫外線に長時間あたると、退色を早めてしまいます。外出の際は紫外線ケア商品を使うなど、気をつけるようにしましょう。

どうしてもカラーが落ちてしまう方はカラー落ちを想定し、あらかじめ髪のカラーを1〜2トーン下げて染めておくのも手です。暗く染めることでカラーも長持ちしますが、“退色の過程も楽しむ”ことができます。

いかがでしたか? せっかく染めたヘアカラーが早々に色落ちしてしまうとガッカリですよね。上記でお伝えした方法を使って、少しでも長くお気に入りの髪色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【筆者概略】

小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で『川田美容室』を設立。お客様が楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、HP・ブログ・LINE@などでも日々のケアなどを発信。アフターフォーローにも務めている。

【画像】

※ Andresr / Shutterstock