20日、韓国で24時間のGPS監視対象となっていた特殊強盗強姦(ごうかん)の前科者が殺人容疑で逮捕された事件を受け、複数の韓国メディアが、監視対象者数が管理の限界を超えてしまっていると報じた。写真はソウル。

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2016年6月20日、韓国で24時間のGPS監視対象となっていた特殊強盗強姦(ごうかん)の前科者が殺人容疑で逮捕された事件を受け、SBSなど複数の韓国メディアが、監視対象者の人数が管理の限界を超えてしまっていると報じた。

韓国では08年、重大な性犯罪などの前科者による再犯を防ぐため、対象者に24時間位置確認が可能な電子足輪(GPSアンクレット)を装着させる策を導入した。しかし対象者の移動は基本的に制限されない。このほど殺人事件の容疑者として逮捕された男も、自宅のあるソウルだけでなく全国を自由に巡り、先月には足輪を着けたまま中国にも行っていたことが分かっている。管理する法務部は、位置追跡を行いながらも犯行自体を防止することはできていないのが実情だ。

要因の一つに、監視対象者の急増がある。08年に151人だった対象者は今年6月現在2501人、制度導入から実に16倍に増えている。これに対し保護観察の専任要員は119人で、1人が同時に約20人を監視している状態だ。

法務部はこうした点を考慮し、目下、乱闘や悲鳴など犯罪につながる情報を感知できる「外部情報センサー付き電子足輪」の開発に取り組んでいる。

これについて、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「ほとんどアクセサリー状態じゃないか」
「まったくの強姦王国だな。この際、犯罪者の人権など考慮する必要はない」
「体の中にチップを埋め込んで、地下鉄やスーパーを利用するたびに『前科何犯です』と言ってくれるような仕組みはどうかな」

「物理的な去勢を望む」
「再犯の可能性のある性犯罪者がそんなに多いの?」
「電子足輪の導入で再犯は減ったのかな」
「被害者より加害者の面倒をよく見る変な国」

「足輪は意味がない。首輪にすべき。それなら周りの人も分かって避けるようになるはず」
「顔に『性犯罪者』と入れ墨をすればいい」
「額か頬に焼き印でもすれば管理しやすい」(翻訳・編集/吉金)