マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画に多くの国や企業が関心を示しているが、中国メディアの騰訊財経は、フランス、ドイツ、中国そして日本が競争入札に参加する意向を表明した後、韓国もある破格の条件をもってこの競争に参加する意向を表明したと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画に多くの国や企業が関心を示しているが、中国メディアの騰訊財経は、フランス、ドイツ、中国そして日本が競争入札に参加する意向を表明した後、韓国もある破格の条件をもってこの競争に参加する意向を表明したと伝えた。

 記事は6月15日に韓国の政府関係者がマレーシアのリオウ・ティオンライ運輸相を訪問したと説明。韓国側は今回の競争入札への参加意向を表明しただけでなく、車両製造、設備、修理などに関連するソフト及びハード面での高速鉄道技術をマレーシアに提供する用意があると破格の条件を提示したことを紹介した。

 また、韓国の政府関係者は「中国高速鉄道については良くわからない」としながらも、韓国の高速鉄道「KTX」は、新幹線に比べて運用コストが低く、競争力もあると主張したことを紹介、このコメントには日本への対抗心が表れているという見方を示した。

 これまで多くの中国メディアは、今回の受注競争における日本と中国の取り組みに注目、事実上、日中による頂上対決になるという見方を示してきた。しかし今回の記事は韓国の取り組みにも注目、さらに韓国側が受注の可能性に対する十分な自信をにじませていることを伝えている。

 高速鉄道技術の韓国からの技術移転は、マレーシアにとってどれほどの価値があるだろうか。また今回の受注競争において韓国を選ぶことは、マレーシア及びシンガポール政府にとって政治的にどのようなメリットがあるだろうか。他にもフランス、ドイツが今後どのようなカードを切ってくるかにも注目すべきであり、新幹線の受注に向けた争いはすでに水面下で激しさを増している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)