息が臭いと熱中症!? 6月13日〜19日には1069人が救急搬送

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夏が近づき、既に梅雨開けした地域も出始めましたが、まだまだ湿気のジメジメした暑さにうだっている人も多いですよね。

環境省では気温と湿度と輻射熱から計算する暑さ指数(WBGT)とそれに対する気温の目安や、普段の生活で注意すべき生活活動の目安を発表して熱中症に注意を呼びかけています。

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真夏のイメージ

ちなみに暑さ指数は、環境省の熱中症予防サイトで確認することができ、気温がだいたい21度以上から注意が必要だとしています。21度というと低い気もしますが、運動しているケースを考えるとこれぐらいの気温からの注意が必要なようです。

▼環境省・熱中症予防サイト
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

■そもそも熱中症って?

熱中症は命を落とす危険性がある怖い症状だ、という認識はあっても恐怖心だけが一人歩きをしているように思えます。

そもそも熱中症とは暑い環境と湿度が原因となって引き起こされる健康障害の総称です。熱によって体温調節ができなくなり、それによって血液の循環に不具合が起こり血圧が下がりすぎてしまったり、脱水症状を促進させて中枢神経が正常な働きをしなくなってしまうものです。熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病の順に症状が重くなります。

身体が弱っている人ほど重症になりやすく、また幼児やお年寄りは特に注意が必要です。

熱中症になっちゃった子供のイメージ

■口が臭いと熱中症!?

しかし既に熱中症になっているにも関わらず「これくらい大丈夫」と我慢してしまった結果、倒れてしまう人が多く今年は6月6日〜12日までの期間に880人、6月13日〜19日までの期間に1,069人もの人が救急搬送され夏へ向けその数は増え続けています。

都道府県別熱中症による救急搬送人員数

▼総務省消防庁「熱中症情報」
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html

まずは簡単な熱中症判別法として、口臭をチェックするというものがあります。脱水症状を起こしていた場合、十分な唾液がなくなり口内で水分が不足してしまい細菌が異常増殖するために口臭が起こるそうです。普段はそうでもないのに臭いかな? と思った場合も要注意です。

頭痛や吐き気、めまい立ちくらみがあったり嘔吐した場合は要注意。この時点で医療機関への搬送が必要です。
さらに、排尿にも注意していてください。なんだか尿が出づらかったり、尿の色が普段よりもかなり濃い場合も熱中症になりかけているかも。


■予防と対処法について

運動前や暑い場所に行く1時間前には、スポーツドリンクや経口補水液を取るようにすることが第一の予防法だそうです。
そして、長時間暑い場所にいないこと、外出時は帽子を被ること、風通りのよい場所にできるだけいること、水分と塩分を一緒に取ったり経口補水液を20〜30分に一度程度の割合でこまめ取るようにすることも大事なんだとか。

水分をしっかり取る

よく「水だけ取る、もしくはお茶だけ飲む」という人がいますが、塩分がないと水分は身体に吸収されないために、予防にはならないそうです。絶対に塩分と一緒に摂取するようにしましょう。筆者は梅干しと一緒に水分を取るようにしています。

梅干し

具合が悪くなった場合は足を高くして横になり首、脇の下、額を冷やしましょう。それでも回復しなかった場合は重症化を防ぐためにも速やかに病院に行くようにしてくださいね。

熱中症は予防ができ、きちんと対処をすれば命を落とすことはありません。しかし、たかが熱中症だと甘く見ていたら手遅れになってしまう恐ろしい病気です。
我慢に我慢を重ねた結果、脱水症状から腎臓を悪くしてしまったという人もいて、その場合は治療に年単位の長い歳月が必要になってしまいます。
もし知識のない上司や先生に「甘えるな」と暑い場所での作業や運動などを継続させられそうになっても、命に関わることなので絶対に休憩を取るようにしてくださいね。

▼大塚製薬「熱中症が起こるメカニズム」
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/care_03/

(文:大路実歩子)