音楽ストリーミングのSpotify、月間アクティブユーザー数が1億超え。ただ収益支える有料会員の伸びは不明

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日本に来る来るといいつつまだ来ない音楽ストリーミングサービスのSpotifyが、その月間アクティブユーザー数が1億人を超えたと発表しました。月間アクティブユーザー数とは"月に1度はSpotifyで音楽を聴く人の数"で、およそ1年前には7500万人とされていました。Telegraphによると、Spotifyは月に180万人のペースでユーザーを増やしていると伝えており、現在もユーザー総数の伸びは順調な模様です。Spotifyは今年2月に登録ユーザー総数を3億2000万人、また3月には有料ユーザー数を3000万人と公表していました。

Spotifyはフリーミアムモデルを導入しており、そのユーザーは音楽の合間に広告が挿入される無料ユーザーと、直接的な収益につながる有料ユーザーに別れます。一方、Apple Musicやその他多くの音楽ストリーミングサービスは、最初の数か月をトライアル期間としてサービスを無料提供するものの、音楽を聞き続けるには有料ユーザーになるほかありません。2015年にサービスを開始したApple Musicは、この6月にユーザー数が1500万人に達したと発表しました。

Spotifyは、ユーザーの規模で言えばまぎれもなく最大の音楽ストリーミングサービスです。ただ、一見すると順調なユーザー数の伸びの中に、有料ユーザーがどれぐらい含まれているのかははっきりとしていません。いくら登録ユーザー総数が増えたとしても、同じように有料ユーザーが増えなければ、全員にサービスを提供するための負担が膨らむことになってしまいます。実際、これだけのユーザーを抱えていてもSpotifyは赤字体質から抜けられていません。

とはいえ、Spotifyもただ収益を有料ユーザーだけに頼っているわけでもありません。たとえば今年導入したプレイリスト指定広告など新しい戦略は効果をあげていると伝えられます。プレイリスト指定広告は、たとえばワークアウト向けのプレイリストにエクササイズ用品メーカーが、ドライブ向けプレイリストなら自動車パーツ業者が広告枠を買い取り、ユーザーに興味をもたせることができます。

"7月に日本でサービス開始"といううわさも漏れ伝わっているSpotifyですが、今後どのような舵取りをしていくのかが気になるところです。