21日、新羅時代の古都として世界遺産にも指定されている韓国・慶州の史跡の一部が、違法工事によって破損したことが明らかになった。写真は慶州の古墳群。

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2016年6月21日、韓国・東亜日報によると、新羅時代の古都として世界遺産にも指定されている韓国・慶州の史跡の一部が、違法工事によって破損したことが明らかになった。

韓国文化財庁が国立慶州文化財研究所から受けた報告によると、新羅時代の最大の寺院であった皇龍寺址に歴史文化館の付帯施設を建設する工事中に、8世紀の建物や道路、水路などの遺跡が破損した。工事は慶州市などから委託を受けた業者が行っていたが、遺跡を破壊した大規模な地面の掘削工事は文化財研究所の事前許可を受けずに違法な形で行われていた。

工事で寸断された道路は、皇龍寺の北側を通り新羅時代の首都・慶州と周辺の都市を結んだ重要な交通路の一つとみられていたほか、水路は道路の排水施設または純粋な水路として使われていた可能性があり、いずれも貴重な文化財だった。また、付近からはハスの模様が施された屋根瓦や土器、石仏などが出土していた。

慶州市は違法工事を行った業者を刑事告発したが、関係者の一人は管理監督がずさんであった点を認め「責任を感じている」と話している。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「ちゃんとできることはないの?」
「誇らしいわが故郷の慶州がどうしてこんなことに?ご先祖に顔向けできないよ」
「遺跡の多い慶州近辺ではよくあること。工事業者も面倒だから見て見ないふりをすると聞いたことがあるけど、うそじゃなさそう」

「卑しい民の資本主義の素顔を示している。英国などではもしかしたら出るかもしれない遺跡を保護するために開発時に徹底した調査をするらしい。なのにこっちは文化財の敷地内で違法工事か…」
「輝かしい文化遺産があっても掘削機で壊してるようじゃ何にもならないね」
「遺跡があると開発できないから、わざと掘り起こしたのかも」

「管理監督役の公務員の何人かが未開なせいで、わが国の歴史が消えていく」
「文化財をおろそかにする慶州市長に市長の資格はない。慶州市民よ、立ち上がれ」
「韓国は正直者がお金をもうけることができない場所になったみたい」
「歴史文化館のために歴史を破壊する韓国、こんな国には過去も未来もない。最近のニュースを見てると絶望そのものだよ」(翻訳・編集/吉金)