日本の駅弁、台湾の駅弁に比べて、グレード的にも文化的にも今一つといった印象が拭えない中国の駅弁。コストパフォーマンスの悪さを指摘する声もあるようだが、日本には10万円以上もする駅弁が存在すると知った中国の人びとは、どんな反応を示すだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の駅弁、台湾の駅弁に比べて、グレード的にも文化的にも今一つといった印象が拭えない中国の駅弁。コストパフォーマンスの悪さを指摘する声もあるようだが、日本には10万円以上もする駅弁が存在すると知った中国の人びとは、どんな反応を示すだろうか。

 中国メディア・環球網は15日、地方ごとに多種多様な駅弁が発売されている日本において、容器と食材にこだわりぬいた超高級な駅弁が存在することを伝える記事を掲載した。記事は、東武日光駅で販売される予約限定の「日光埋蔵金弁当」の価格が、15万円(消費税込みで16万2000円)であることを紹介。

 食べたくても買えるとは限らないとしたうえで、その「超高級」な理由について、伝統工芸である「日光彫」を施した木製の容器に金粉を掛け、漆を塗っており、箸も同様であること、食材もタラバガニ、クルマエビ、からすみ、地元栃木県産和牛など日本各地の最高級素材が惜しげもなく使われており、見た目にも「極地の楽しみ」が味わえることを挙げて説明した。

 「日光埋蔵金弁当」を作った日光鱒鮨本舗によると、15万円の最高級弁当のほかにも10万円、5万円、3万円、1万円の「埋蔵金弁当」が存在するものの、いずれも完売状態とのこと。今のところ手に入れることはできないようだ。記事は、少しでもこの高級感を味わいたい人の為に1550円の「簡易版」も用意されており、こちらは毎日限定20食で予約限定販売されていると伝えた。

 記事は、今や2000種類を超えるとされる日本の駅弁が130年以上の歴史を持つことに加え、最初に登場したとされる駅弁が、日光と同じ栃木県の宇都宮駅で供された梅干しおにぎりであったことを併せて紹介している。日本の駅弁は実に長きにわたり、人びとの胃袋と同時に旅行の満足感、さらにはロマンを満たし続けてきたのである。そんなことを考えていたら、無性に駅弁が食べたくなった。もちろん、10万円もする弁当には手が出ないのだが。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)