17日、麻婆豆腐などで知られる中国四川料理は世界的な人気を呼んでいるが、一方で危機にひんしている。写真は四川料理。

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2016年6月17日、米ニューヨーク・タイムズによると、麻婆豆腐などで知られる中国四川料理は世界的な人気を呼んでいるが、一方で危機にひんしている。中国新聞社が伝えた。

四川料理の「危機」は、愛好家だけでなく料理人の間にも広がっている。四川料理のレストランを仕切る70代の料理長は話す。「本当に厳しい状況だ。四川料理は人気が出るほどマイナス面も深刻になってきた」。今や米ニューヨーク、英ロンドンなど世界中で食べられている四川料理。問題は味にあるという。

本来微妙であるべき味が、辛さを追求するだけになっている。成都のグルメ作家・石光華(シー・グアンホア)氏は「われわれは舌がおかしくなっている。客がもう少し辛く、もう少し辛くと要求を続けるうち、四川料理はまったく違う姿になってしまった」と嘆く。「ビジネスが大規模化するにつれ、味が単純化されている。本来の伝統とかけ離れている」という。(翻訳・編集/大宮)