椎名貴之氏(仮名)
外国人観光客急増により投資家がいま一番注目している「民泊=Airbnb」。いち早く参入し、勝ち抜くためのコツを成功者から学ぼう!

◆所有物件を賃貸から民泊に転用し、収入2倍を実現!

 5年前にサラリーマン大家デビューし、区分マンション2戸、新築アパート2棟を所有する椎名貴之さん。順調に物件数を増やす中、東京都内に建てた新築アパートの賃貸経営で予期せぬ悲劇が訪れる。

「物件の管理・運営を任せていた管理会社の客付け力が弱く、空室が目立つようになりました。担当者にはっぱをかけても『頑張ります』と口にするだけで改善しない。自分でも不動産屋巡りをしたんですがらちが明かず、最終的に民泊に救いを求めました」

 問題の新築アパートは2階建ての1棟4室。1Fの空室を賃貸から民泊仕様に切り換えたという。

「のちに気づいたんですが、民泊は2階より1階が好まれます。外国人旅行者の多くが重たいスーツケースを持って移動するため、1階のほうがラクに荷物を運び込めますからね」

 今年2月にAirbnb運用を開始。当初は宿泊代を相場より安く設定し、運営を外注した代行業者に丁寧な対応を意識させてレビューを集めることを心がけたそうだ。

「好意的なレビューが増えると外国人の宿泊客も自然と増えていくもの。宿泊代を相場や相場より上げるのはそうなってからと考えていました」

 2〜3月は稼働率7〜8割とまずまずのすべりだし。4月は宿泊代を当初設定の倍以上にしながらも9割超の稼働率を達成し、月収20万円に到達。

「賃貸の貸し出しは月約10万円の家賃をとっていたので、収入ベースで倍になった計算です」

 月の経費は約5万円。ローン返済を差し引いたキャッシュフローを15万円増やすことに繋がっている。

「今後は他の部屋も空室が目立つようになったら、賃貸から民泊への転用を検討しています」

 これまで空室対策は管理会社に頼るしかなかったが、オーナーの意向で民泊にする手も打てるのは大きいという。もはや空室も恐るるに足らずだろう。

【椎名貴之氏(仮名)】
外資系IT企業に勤務するエンジニア。所有する東京・杉並区の新築アパートで今年から民泊開始。通常の不動産投資も積極的に行い、今年は賃貸併用住宅の建設を予定する

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