19日、韓国・ニューシスは、台風や地震など災害により崩壊の危険があると判定された韓国のマンションで、全住民の退去の見通しが立ったと報じた。写真はソウル。

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2016年6月19日、韓国・ニューシスは、台風や地震など災害により崩壊の危険があると判定された韓国のマンションで、全住民の退去の見通しが立ったと報じた。

首都ソウル近郊、ベッドタウンの京畿道光明市に、京畿地域で唯一「危険施設物」判定で最低ランクの「E」にランクされながら今も住民が暮らすマンションがある。1980年築と決して古くはないものの、外壁には大小の亀裂が入るほか、コンクリートが剥がれ落ちて内部の鉄筋が見えるなど「老朽化」が顕著だ。地下1階から地上3階を結ぶ階段は所々崩れてしまい、何とか階段の形状を保っているほど。周囲には危険区域を示すフェンスが設置され、出入りや居住を禁止する表示がなされている。

3棟に59世帯が暮らしていた同マンションは昨年5月に使用禁止が決められ、住民には退避命令が出た。今年4月には崩壊の危険性が最も高かった1棟が取り壊され、残る2棟に最後まで残った4世帯も、早ければ来月中に退去の見通しが立った。「台風が近づくと、いつ建物が倒れるかと心配しながら毎日過ごしてきた」と語る住民の一人は、「ここに30年近く住んで情も湧いたが、安全な所に引っ越せることになりうれしい」と話した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「1980年代の建物でなぜ崩壊の危険があるんだ?」
「海外のように何百年たってもびくともしない建物をどうして建てられないんだろう?」
「30年かそこらで倒れる建物こそが韓国を象徴している。情けない」
「地震がないことをありがたく思わないとね」

「海外のスラム街の写真かと思った」
「僕は北朝鮮かと…」
「ソウルにこういう所はいくつもあるし、1980年代に人口が急増したベッドタウンにもたくさんある」

「ここはまだ低層だからいいけど、高層マンションはどうなっちゃうだろう?築30年を超えたマンションからは早く脱出した方がいい」
「あと20年もしたら、こういう老朽化した集合住宅の撤去・処理費用が足りなくて放置される時代が来る」
「韓国のコンクリートは木より弱いのか。50年くらいは持ってほしかった」(翻訳・編集/吉金)