過剰生産能力や不動産バブル、膨れ上がる債務など、数々の問題を抱える中国経済だが、経済成長率が鈍化するにつれ、これまで水面下にあった各種問題が徐々に顕在化してきている。(イメージ写真提供:(C)thaifairs/123RF.COM)

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 過剰生産能力や不動産バブル、膨れ上がる債務など、数々の問題を抱える中国経済だが、経済成長率が鈍化するにつれ、これまで水面下にあった各種問題が徐々に顕在化してきている。

 複数の問題を抱える中国経済における最大の問題とは一体何だろうか。中国メディアの価値中国はこのほど、「中国が直面している最大の問題は、人間性喪失の危機である」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人やドイツ人を例に、「彼らはこつこつと仕事を積み重ね、一生を1つのことに捧げることを厭わない」と指摘し、だからこそ日本人やドイツ人が作る製品は芸術品のように精緻なのだと指摘。

 優秀な民族はこのように「何かに打ち込む」事ができる特徴があるものだとしながらも、中国人が関心を持つは「金儲け」だけだと指摘、実直に仕事に打ち込んでいる中国人はどれだけいるだろうかと疑問を投げかけた。さらに中国の人びとは他人に対する関心がなく、自分勝手で、残忍だとし、これでは他人に尊重されるわけもないと論じた。

 中国では「城管」と呼ばれる都市管理職が存在し、違法駐車や露天商の取り締まりを行っているが、粗暴な取り締まりで悪名高い存在でもある。記事は、中国のネット上で拡散した「城管」の取り締まりの様子を映した動画を紹介。腰が曲がった老人の三輪自転車を城管が持ち去ろうとし、城管は老人を何度も蹴り飛ばしたが、周囲の中国人は誰もが見て見ぬふりをしていたと紹介し、「これが文明ある社会の法執行の様子なのか」と疑問を呈した。

 中国の社会および経済が抱える問題は数多いとしながらも、最大の危機は「中国人の人間性の喪失」であると指摘し、人間性を取り戻してこそ、中国の将来は明るいものとなると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)thaifairs/123RF.COM)