中国メディアの中国伝動網は16日、日本の産業用ロボットが発展を遂げた道を思索することによって、中国の製造業の発展に活路を見出すことができると論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの中国伝動網は16日、日本の産業用ロボットが発展を遂げた道を思索することによって、中国の製造業の発展に活路を見出すことができると論じる記事を掲載した。

 記事はまず、産業用ロボットの発祥は1960年代の米国だったと説明。それでも日本は1960年代の後半に米国の産業用ロボットを大量に購入、1970年代の中後期に日本の産業用ロボットは「米国を超えた」と伝えた。現在、産業用ロボット分野では日本企業は世界市場の半分を独占しており、米国企業の産業用ロボットは見る影もないと説明した。

 続けて、日本の産業用ロボット成功の秘訣は、その技術を「巨大な市場が引っ張り上げた」ことにあると指摘。つまり日本の産業用ロボットの技術は、巨大な市場の中で実践応用され、問題の発見と解決が繰り返されることによって「絶え間なく向上した」という見方を示した。

 記事の論点は明白だ。産業用ロボットの発祥は米国、つまり日本は後発国だったにもかかわらず巨大な市場を活用してその技術を向上させ、ついには米国を追い抜き、世界市場の半分を独占するまでになった。中国は現在、様々な産業において後発国だと言えるが、国内の巨大な市場を戦略的に活用すれば、様々な産業の技術を向上させることができるという主張だ。

 記事は、中国が巨大な市場を活用して技術を向上できる産業には「スマート工場に使用される最先端のロボット技術」だけでなく、伝統的な産業の両者が含まれると主張。巨大な市場を戦略的に活用してその技術を絶え間なく向上させてゆくなら、世界の製造業を牽引する国家になることができるというのが記事の見方だ。

 技術の進歩は実践を通じてしか得られないという主張こそ、記事が強調する原則であり、日本の産業用ロボットはまさにこの原則が指し示す道を進み、発展を遂げたと記事は論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)