1000万超えは当たり前! 五大商社マンの年収の実態

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上場企業の中でもトップクラスと言われる総合商社。女性たちが結婚したい男性の職業としても上位にランキングされることが多いです。年収1000万円超えと言われる給料の高さも人気のひとつの理由ともいえます。クチコミサイト「転職会議」の「年収」に関するクチコミからその高い年収の実態を見てみましょう。

■初任給は意外と普通

大学卒……24万円

大学院卒……27.5万円

(1日の所定労働時間7時間15分)

これが五大商社(三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅)総合職の初任給(※各社2017年度新卒採用ホームページより抜粋)です。意外にも基本給はそれほど高くありません。では、どんなからくりで年収が高くなるのでしょうか? 五大商社に実際に勤める(勤めていた)人の口コミを見てみましょう。

・「27歳院卒入社3年目で年収は1000万円を超えた。内訳としては、基本給が年間480万円、ボーナスが年間300万円、残業代が年間250万円〜280万円くらいである」(伊藤忠商事/27歳男性経理)

・「若手には自己負担1万5千円の独身寮(代々木、自由が丘など)があり、大変恵まれている」(丸紅/25歳男性法人営業)

・「海外駐在になると、国内時の給料の約2倍になる。税金も会社負担となるため、手取りで約2倍という意味。国内で出世するより、海外駐在したほうが貰いはいい」(丸紅/31歳男性法人営業)

・「海外に駐在する場合、場所によっては危険手当が付き、給料は跳ね上がる」(丸紅/31歳男性法人営業)

その他の企業に比べて高額なボーナス、長時間残業が高い年収を支えているようです。また、海外勤務になれば、さらに収入アップが期待できる模様です。そのため、初任給はそこまで高いわけではないのに、商社勤めの方の年収は高くなるのですね。

■年代別の年収推移

次に、20〜40代までの口コミから、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事3社の年代別の平均年収を算出してみました。

やはり、30代で年収1000万円超えが標準のようです。3社共通して、20代から30代での給与の上がり幅は、なんと300万円以上にのぼります。30〜39歳の給与の伸び方は比較的緩やかのようです。40代の年収は、役職により大きな個人差がある可能性があるため、あまり平均年収は参考にならないかもしれませんが、どの会社にも少なくとも年収1600〜2000万円を稼ぐ人材がいるようです。

■商社マン&商社ウーマンたちの不満とは

イメージを裏切らない高い年収。働いている人たちはきっと満足しているに違いないと思いきや、「給与に不満はないけど……」という声もチラホラあるようです。

●三菱商事

・「年功序列の古い体質なので、あまり能力差が給料の差として現れない。資源だよりのため、今後は大きく給与が下がる可能性は大きく、今の給料だけで入社したいなどは考えないほうが良い」(30歳男性経営企画)

・「良くも悪くも年功序列で年収が上がっていきます。(一定の年次までは)また、年収に見合った仕事の裁量ややりがいとあるので、現時点で大きな不満はない。仕事をしていないのに同じ給料の人がいる点は改善すべき」(35歳男性法人営業)

●三井物産

・「年功序列。評価は毒にも薬にもならない程度。また、非常に官僚的であるがゆえ、働き方が国家公務員のそれに似ています。コンプライアンスで足をすくわなければ平穏に給料が上がっていきます」(女性25歳法人営業)

・「いわゆる年功序列。管理職には40歳くらいからなれるが、それまでは同期間でもほとんど給与の差は無い。待遇が良いため不満は大きくないが、がんばってもそうでなくても給与に差が生じない点は多少不満。ろくに働いていないおじ様が多く、且つ、高い給与をもらっている点も改善が必要だと思う」(30歳男性経営企画)

●伊藤忠商事

・「社内の競争は激しく管理職クラスになると300〜400万円の差がつくのはよくあること。成果主義が行き過ぎると、みんなが自分のことばかり考えるためOJT的な教育が弱まるため組織力が低下しつつあり、考えもの」(30歳男性法人営業)

・「業績も良く、給与・賞与も世間よりは恵まれていると思う。昇進昇給・キャリアパスに就いては、同期でも差が出て来るので、うつ病になったりしている人もかなりいる。評価制度については目標管理制度と称しているが、結局ノルマであり部長でも業績の悪い人は『ボロズタ』と言って、自虐気味になっているのが実態である」(50歳男性経理)

・「基本給の変動はなく、若手(〜7、8年目)のうちはボーナスの変動もそこまで大きくないため、残業代で同期と給料に差が出る。現在3年目であるが、残業が多いため時給換算するとそこまで高くもない」(25歳男性法人営業)

三菱商事・三井物産は、同じ水準で平均年収が上昇していきますが、「年功序列」「官僚的」という口コミが比較的多く見受けられます。一方、伊藤忠は、体力的にも能力的にももっとも充実しているであろう30代に、他社より平均年収が上回っているのが特徴です。総合商社の年収は、企業の業績によって100万円単位でボーナスが上下するため、最近の伊藤忠商事の業績好調を反映している数字ともとれるかもしれません。

また、3社共通して、若い内は仕事内容や結果にかかわらず、給与に差がでない点が不満という内容のクチコミが見られました。

■まとめ

出世すれば年収2000〜4000万円、役員になれば1億円超と言われる総合商社。高収入の理由は、高い昇給率と残業時間の長さ、高いボーナスが関係していたようです。高い収入だけに往々にしてハードな仕事のようですね。また、そんな高収入の彼らにも不満はあるようでした。

(マイナビウーマン編集部)