連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第11週「常子、失業する」第66話 6月18日(土)放送より。 
脚本:西田征史 演出:藤並英樹


できちゃった結婚騒動を経て、森田屋退場。小橋家は青柳家に出戻り。そして、いよいよ出版業界篇に。もうこっちを早く書きたいから森田屋片付けちゃいましたという強烈なドライ感。お洗濯した服がすぐに乾いちゃうように涙なんかも出る間もなく乾いております。
そして、まずは再就職活動。
早乙女(真野恵里菜)の言葉から、報われなくともまっすぐに生きていこうと前向きになる常子。
だが、職はなかなかみつからない。常子をけんもほろろに扱うひとたち。絵に描いたような、世間のからっ風のようなひとたちの役を、わずか数秒の出番のなか的確に演じている俳優たちを見ていると、このひとたちも給金のためにがんばっているんだなあと思う。おつです(「SPEC」の真野ちゃんの声で)
凹みそうになったとき、給仕さん(斉藤暁)のお餞別・キャラメルでほっこり常子。結局、キャラメル、役に立ってた。それも食欲を満たすだけでなく就職にも。
富江(川栄李奈)と長谷川(浜野謙太)の関係には伏線らしい伏線がなかったが、就職活動には、キャラメルの包まれていた新聞紙が伏線に。給仕さんは意図して包んだのだろうか、それとも・・・。

で、ついに常子、運命の出版社へーー。
及川光博、山口智充と、芝居もうまくて華のある俳優が続々。
常子に色目をつかう及川演じる五反田、それを助ける、生真面目な感じのする山口演じる社長兼編集長の谷。ふたりの存在で、がぜん生き生きしてくる画面。やっぱりこっちを早く書きたくてしょうがなかったんだろうなあ・・・森田屋不憫。
予告では、いよいよ、出版関係者たちが大好きなカリスマ・花森安治をモデルにした人物(唐沢寿明)登場だ。モデルのように女装するのか? という期待は覆されて、ふつうに男性の外見していました。さて、どうなる!
(木俣冬)