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2016年6月19日にドイツのフランクフルトのMesse Frankfurtにおいて、「ISC(International Supercomputer Conference)2016」が開幕した、昨年はライプニッツからフランクフルトに会場を移転した最初の年であり、6月に会場が確保できず、7月になってしまったが、今年は6月開催に戻り、Top500などの更新も6月に戻った。

初日の19日は日曜で、本会議前のチュートリアルの日の朝8時ということで、参加者の出足は今一つであるが、それでもレジストレーションに参加者が集まっていていた。

今年のISCの大会委員長を務めるのは、東京工業大学の松岡聡 教授である。日本人がISCの大会委員長を務めるのは初めてのことである。そして、最初の基調講演を行うのは、Baiduのチーフサイエンティストを務めるAndrew Ng氏である。Ng氏は、Stanford大学の准教授でもある有名な人工知能学者である。Deep LearningなどのAIの重要性がHPCの世界でも認められてきており、象徴的な人選である。

続いて3つの表彰が行われるが、その中にTop500 Awardの発表が入っている。Top500は創始者の1人であった故Hans Meuer教授がISCを主催していたことから、Top500の発表と表彰は初日のオープニングセッションで行われるのであるが、Green500は発表するBoF(Birds-of-a-Feather sessions)もないという扱いであった。

しかし、今年から、Top500とGreen500は統合され、ISCが取り仕切ることになった。このため、今年はGreen500も明日のオープニングの全員集会でTop500と並んで発表されることになる。

6月19日の日曜はチュートリアルで、10件のチュートリアルが行われる。そして、6月20日から6月22日が本会議で、3件の基調講演と25件の論文発表、21件のBoFが行われる。BoFの中にはGraph500のBoFがあり、ランキングの発表と表彰が行われる。そして、6月23日はワークショップの日で、21のワークショップが行われる。

事前の発表では、今年は46カ国から3000人を超える参加者が集まり、企業、大学、研究機関などの148団体の展示が行われる。ヨーロッパ最大のHPC関係の学会と展示である。しかし、米国で11月に開催されるSCと比べると参加者の数は1/3程度、出展ブースは半分程度で、その分、展示場を歩き回るのは楽である。

(Hisa Ando)