17日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは今年3月に米国で難民申請をした移民の中で中国人の数が最多になったとする米移民局のデータを伝えた。写真米ジョン・F・ケネディ国際空港。

写真拡大

2016年6月17日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは今年3月に米国で難民申請をした移民の中で中国人の数が最多になったとする米移民局(USCIS)のデータを伝えた。

米移民局は3月に10345件の難民申請を受理したが、そのうち1441件が中国人によるもので各国からの移民中トップの数になる。米ニューヨーク・タイムズ紙は2014年2月号に載せた調査報告においてすでに米国で難民申請する中国系移民が他の国の人々よりずっと多くなっていると報じ、中でもニューヨークで難民申請する中国人が最も多いと指摘している。報道によると、米国で難民申請する中国人の話には多かれ少なかれ「デマ」が含まれているという。

米国へ観光旅行に行く手続きがますます容易になるにつれ、米国で永久に居住できる移民ビザを手に入れようとする中国人も増え、難民申請はその有力な方法の一つになっている。なぜなら難民申請では直ちに労働許可が下りる上に、一年後にはグリーンカード(永住権)の申請もできるからだ。ただし、中国人の難民申請手続きを支援する弁護士や関係者の中には米国でよりよい生活を追求し、独裁政治を逃れることができるよう中国系移民を援助しているという人もいる。

また、米ロサンゼルス・タイムズ紙の6月7日付の報道によると、近年メキシコから米国に不法入国する中国人密入国者が激増しているという。昨年10月から今年5月までに米カリフォルニア州サンディエゴの国境付近では663人の中国人密入国者が逮捕された。この数は2014年10月から2015年9月までではわずかに48人だった。専門家によると、中国人密入国者が激増している要因の一つにはますます多くの中国人たちが中国から逃れようとしていることがあるという。(翻訳・編集/矢野研介)