中国の習近平国家主席は中国建国100年を迎える2049年までに「科学技術強国」になることを打ち出すなど、中国は近年、科学技術力の向上に力を注いでいる。中国が力を入れる技術の1つに「原発」が挙げられ、中国は原発の輸出も推進している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の習近平国家主席は中国建国100年を迎える2049年までに「科学技術強国」になることを打ち出すなど、中国は近年、科学技術力の向上に力を注いでいる。中国が力を入れる技術の1つに「原発」が挙げられ、中国は原発の輸出も推進している。

 中国メディアの経済網はこのほど、中国の原発技術は「国外から導入し、消化・吸収ののちに自主ブランドを誕生させたものだ」と主張。「そして今、世界市場へと歩み始めた中国は原発強国へと邁進している」と論じた。中国高速鉄道は日本をはじめとする国から技術を導入し、そして中国高速鉄道として輸出を行っているが、中国は原発でも高速鉄道と同様のプロセスで輸出までこぎつけたことになる。

 記事は、「2011年に福島原発事故が起きて以降、世界は原発の安全問題に敏感になった」と指摘し、中国も新しい原発の建設が一時中止となったほどだったと紹介。だが、福島原発事故を受け、中国は新たな安全基準を設け、中国が知的財産権を持つ原子炉もすでに誕生し、今や中国の原発輸出における主力製品となっていると主張した。

 また、中国が輸出を推進する原子炉「華龍一号」については「東日本大震災レベルの地震が起きてもトラブルは発生しない」、「旅客機が突っ込んできても耐えられる基準を備えている」などと論じた。

 中国はすでに英国と原発分野で協力することで合意しており、英国内に新設される一部原発に中国の原子炉を採用することで合意している。原発という非常に高い安全性が求められる製品において、中国の原発技術がすでに輸出できる水準にあることを実証するものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)