教育は国家百年の計に相応しいものであり、国の将来を左右する根幹を成す存在と言える。教育の質は人材の質に直結し、人材の質は経済や技術の質に直結するためだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 教育は国家百年の計に相応しいものであり、国の将来を左右する根幹を成す存在と言える。教育の質は人材の質に直結し、人材の質は経済や技術の質に直結するためだ。

 アジアにおいては日本の教育の質は他国に比べて高い水準にあったが、韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、アジアにおける日中韓3カ国の大学上位10校の平均順位を比較。日韓が順位を落とすなか、中国の順位が急激に上昇している様子を伝えた。

 記事は、2016年におけるアジアの大学ランキングを紹介し、日中韓の大学の平均順位を比較。各国の上位10校の平均順位を年度別に掲載。16年は日本が24位、韓国が24.8位、中国は25位と非常に拮抗した数字となっている。

 2009年のランキングでは、日本は13.9位、韓国が34位、中国が63.8位と大きな差が開いていたことを考えると、わずか7年で3カ国の差が急速に縮まっていることが分かる。日本の順位が大きく落ちていることも問題だが、それ以上に中国の大学の躍進ぶりは著しい。

 記事は、韓国の専門家の意見として、「中国政府が高等教育の飛躍的な発展を政策面で支持」しており、「十分な研究費用」、「教授の研究成果の重視」、「大学の国際化」などの分野に力を入れていると分析した。

 「教育」と言っても、大学教育がすべてではなく、学力で測れるものだけが教育ではない。今回のランキングは、あくまでも相対的な比較であり、個々の学生の学力が年々下がっているという意味ではないが、国の最高教育機関である大学のレベルが下がるということは、将来の国を担う若者たちが受ける教育の質も下がっていることを意味する。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)