高カロリー食品はファッションアイテム感覚?

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10代の若者はSNSで栄養価が低く、高カロリーな食品の写真を共有する傾向にあり、こうした写真に接する機会が多いほど、実際に食べたくなる――スウェーデン、ヨーテボリ大学の研究者らによって発表された研究結果だ。

研究では、画像を投稿し他人と共有できるSNSのひとつ「Instgram」上で、年齢が14歳前後と確認できたスカンジナビア在住のアカウント約1万件の投稿写真を調査。写真に写っていた食品を分析している。

調査対象とした写真は、公開された状態で、他のユーザーが閲覧したり、共有できる状態になっていたものに限定したという。その結果、調査対象ユーザーの85%は、少なくとも1件以上の食品写真を投稿しており、そうした食品写真のうち、67.7%はキャンディーやクッキーのような焼き菓子、加糖飲料、チョコレート、アイスクリームといった、低栄養高カロリーな食品だった。栄養価が高い食品や、野菜、果物の写真は21.8%となっていた。

低栄養高カロリーな食品の写真が多く投稿される原因をアンケートで調査したところ、10代の若者の多くが、「コカ・コーラ」や「スターバックス」といった食品ブランドの名前やロゴを見せることが、アイデンティティの演出に重要であると感じ、これらのブランドの商品を積極的に購入していることもわかった。

また、数名の調査で、幼児や10代の若者は低栄養高カロリーな食品の写真を見ると、脳の食欲を司る部位が活性化していることもわかったという。発表は、2016年4月1日、行動科学、栄養学分野の専門誌「Appetite」オンライン版に掲載された。

参考文献
Adolescents' presentation of food in social media: An explorative study.
DOI: 10.1016/j.appet.2016.01.009 PMID:26792765

(Aging Style)