日本の小学生の代名詞と言えばランドセルではないだろうか。6年間にわたって子どもたちの勉強を支える大切なパートナーだ。そんな日本のランドセルが今、海外で注目されている。中国メディアの青網もランドセルのすばらしさに注目する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の小学生の代名詞と言えばランドセルではないだろうか。6年間にわたって子どもたちの勉強を支える大切なパートナーだ。そんな日本のランドセルが今、海外で注目されている。中国メディアの青網もランドセルのすばらしさに注目する記事を掲載した。

 記事はまず日本のランドセルの歴史を紹介。原型は江戸時代末期に軍隊に導入された背のうであり、現在の形になったのは「1887年、伊藤博文が改良後のランドセルを皇太子(後の大正天皇)に献上した」時であり、それがきっかけで世に広まっていき、小学生の標準就学装備になったと解説している。

 さらに記事は、工業化の進んだ現代においても、ランドセルはすべてが手作りで、子どもたちへの「愛と関心が詰まっている」と説明した。価格は1000元(約1万6000円)〜5000元(約8万1000円)であるとも紹介している。

 日本鞄協会によれば、ランドセルが導入された当時、馬車で通学できる子どももいたようだが、「学校ではみな平等、家庭環境を教育の場に持ち込むのはいけない」という考え方のもと「学用品は自分で持ってくる」べきだとして、子どもたちの馬車での通学や使用人に荷物を預けることが禁止されたのだという。日本の小学生がみなランドセルを持つのは、このような「教育の場における平等」を示すものでもあるのだ。

 子どもたちがランドセルを背負って通学するのは、なんとも微笑ましい光景だ。その姿を、ランドセルの歴史や製造過程を考えながら見ると、先人たちが教育にかける熱意を感じることができるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)