このほど、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所並びに多数のカフェ内のトイレで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始した。

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このほど、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所並びに多数のカフェ内のトイレで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始し、性別に関係なく全ての人々が使用できるトイレにした。このプロジェクトの発案者によると、この標示は男女別のトイレを男女共同トイレへの変更、またはトイレのリニューアルという意味ではなく、性別に関係なく有効的なスペースの創造を提唱し、皆が使いやすいトイレにすることを意味しているという。京華時報が伝えた。

性的少数者(心の中では男性と女性の性別の特徴が入り混じったり、伝統的な女性、男性の枠に当てはまらない人)の超小米さんは取材に対し、「男性の身体であるにもかかわらず、成長過程において段々と自分の心の性別と生理的な性別が異なり、心の性別は女性だということに気が付いた。25歳の時、初めて自分のために黒いハイヒールを買った。このハイヒールが私の人生を180度変えた。ハイヒールを履いて外に出てみたら、すれ違う人が私を指差していたが、全く気にすることなく、遂に正しい性別の表現方法を探し当てた」と語る。

しかしながら、トイレを使うという至って普通のことが彼に多大な苦痛を与えることになる。「一度、とてつもない屈辱を味わったことがある」という彼は、昨年10月1日の「国慶節(建国記念日)」の時に北京市の西単にある商業施設で買物をしてトイレに行った時のこと、面倒を起こしたくないので、いつもは身体障害者用の個室トイレを使っていた。しかしその日は故障中だったため、彼は男子トイレに入ったが、化粧をしていたため、男子トイレの清掃員に女子トイレに行くよう言われた。彼が女子トイレに入り、出てくると意外にも管理スタッフがドアをブロックしていた。「清掃員が私の身なりを不審に感じたのかもしれない」と、彼は言う。

超さんは、「その管理スタッフから侮辱された。自分を痴漢扱いした上に女子トイレに変なことをしようとして侵入したと言われ、警備室に連れていかれた。全く根拠のない非難に対して、調査に協力すると願い出た。しかし警備員と管理スタッフからの尋問とからかいに、恥ずかしさと怒りがこみ上げた。彼らは私の説明を聞いて大笑いし、私は頭がおかしいのだろうと思っていた」と話す。

▼NGOがジェンダーフリートイレを発案
NGO団体アンドリュー・カウンセリングセンターの楊剛氏は超小米さんの一件を耳にした後、以前に自身の友人がトイレで不便な目に遭ったことを慮り、「ジェンダーフリートイレプロジェクト」を発案、5月に入ってから現場でのプロモーションを実施した。現在、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所と多数のカフェ、バーで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始した。

楊氏は、「『ジェンダーフリートイレ』は同機関におけるジェンダー問題の立場を示した。このトイレは化粧をする人、トランスジェンダー、幼い女の子と出かけた父親、小さな男の子を連れた母親、高齢の両親を連れた息子や娘など公衆トイレで遭遇するバツの悪さを回避できる。6月、北京市の『ジェンダーフリートイレマップ』を製作する予定だ。これに関連するワークショップを企画し、トイレを改造、維持する組織や人にコンサルティングおよびサービストレーニングを実施する予定で、彼らに「ジェンダーフリートイレ」標示と認定証を与えることにしている」と話す。(提供/人民網日本語版・編集JK)