台湾「唐奨」永続的な発展賞のローゼンフェルド氏、省エネのヒント紹介

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(ロサンゼルス 18日 中央社)東洋のノーベル賞とされる「唐奨」の第2回永続的な発展賞を受賞した、“エネルギー効率の父”アーサー・ローゼンフェルド氏は、自身が30年以上取り組んできたエネルギー効率の向上について、その方法は普段の生活の中から見つけ出せると語り、省エネ活動に携わる人々にエールを送った。

ローゼンフェルド氏はもともと素粒子物理学の研究者だったが、1970年代のオイルショックを機に、エネルギー分野に転向。当時在籍していたローレンス・バークレー国立研究所で、蛍光灯のエネルギー消費を従来の25%に抑える技術などを開発した。

90年代以降は米エネルギー省やカリフォルニア州エネルギー委員会で、エネルギー効率の向上に向けた政策を提案、推進した。米国科学アカデミーが2001年に行った調査によると、ローゼンフェルド氏がエネルギー分野で進めた政策やイノベーションは、300億米ドル(約3兆1300億円)相当の省エネ効果をもたらしたという。

また、ローゼンフェルド氏は、台湾は非常に暑いが、建物の屋根を太陽光を反射する白に塗れば、都市部ほど気温が高くなる「ヒートアイランド現象」を緩和できると指摘。カリフォルニアでも、氏のアイデアが採用され、建物やバス、電車などの屋根を白色にすることで、冷房に必要なエネルギーを削減している。

エネルギー分野における成果や貢献が「貴重な芸術品」のようだとして、周囲の友人には、名前の「アーサー」(Arthur)をもじった「アート」(Art、芸術)と呼ばれているローゼンフェルド氏。全ての国家・地域が石油燃料の使用や二酸化炭素(CO2)の排出を減らしてほしいと述べ、環境問題の解決に強い期待を示した。

(曹宇帆/編集:杉野浩司)