マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画がにわかに注目を集め始めている。入札には日本や中国のほか、ドイツ、フランスなどの企業も参加すると見られているが、韓国も代表団をマレーシアに派遣するなど入札参加の意向を示している。(イメージ写真提供:123RF)

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 マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画がにわかに注目を集め始めている。入札には日本や中国のほか、ドイツ、フランスなどの企業も参加すると見られているが、韓国も代表団をマレーシアに派遣するなど入札参加の意向を示している。

 中国メディアの西安網はこのほど、日本と中国による高速鉄道の受注競争に韓国が加わることになりそうだと伝え、中国としては「何が何でも負ける訳にはいかない」と主張した。

 記事は、韓国の高速鉄道「KTX」について紹介し、フランスの技術を導入して開業した高速鉄道であることを指摘。韓国もすでに自国で高速鉄道の技術を掌握していると主張するも、その技術は外部に対する依存度は高く、韓国の技術かフランスの技術か識別するのは難しいのではないかと指摘した。

 さらに、韓国側が「KTX」の定時運行率の高さを強みの1つに挙げていることに対し、「中国に比べれば、韓国の高速鉄道網は営業距離が短すぎる」と指摘し、強みとは見なすことはできないと論じた。また、競争があってこそイノベーションがあると指摘し、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の受注競争に韓国が加わることは「悪いことではない」と余裕を示した。

 これまでアジア各国で高速鉄道の受注競争を繰り広げてきた日中だが、今後はそこに韓国も加わることになりそうだ。日本と中国が争っているのを指をくわえてみていられなかったのだろうか。動機はいずれにせよ、記事が指摘しているとおり、競争は発展の原動力となる。中韓と競争することで、日本側の競争力もさらに高まるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)