<全米オープン 2日目◇17日◇オークモント・カントリークラブ(7,257ヤード・パー70)>
 日没サスペンデッドを知らせるホーンの直後に終えた松山英樹の36ホールは、悔しさと屈辱にまみれた。初日の悪天候により持ち越した第1ラウンドと第2ラウンドを1日で消化した松山は、トータル12オーバーの暫定138位タイでホールアウト。過半数の選手が土曜日に競技を持ち越しているためまだ最終順位は確定しないものの、予選通過は限りなく厳しいものとなった。
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 2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの“74”で終えた第1ラウンドからショットに精彩を欠いた。「ショットに自信がなくて、練習場では良いのに、コースに出ると上手く打つことができない」。その練習も前日は雷のために満足にできず、「無駄な一日にしてしまった」と調整不足も悔やまれる。大雨により練習ラウンドとはまったく違うコンディションになったコースにも、「頭ではわかっていてもイメージが出なかった」と対応しきれなかった。
 第2ラウンド折り返しの18番ではティショットを左のバンカーに入れると、グリーンを狙ったセカンドは手前の高いアゴに当たってラフに落ちた。グリーンオンまで5打を要し、ここをダブルボギー。この時点で8オーバー。バンカーからレイアップを選択する選択肢もあったが、クラブ選択のミスは否定。「ただのミスショット。普通に打ったらグリーンに乗せられた。自分のスイングの悪さが出ましたね。あそこでちょっと気持ちが切れそうになった」。
 本来の自分であればできるはずのショットができないもどかしさが、27ホールを消化した体を一気に重くする。終わってみれば“78”を叩いてトータル12オーバー。「良いプレーしていたらテンションが上がって気分よくプレーできるけど、最後のハーフはしんどかった」。同組では首位タイに並んだダスティン・ジョンソン(米国)とトータル2アンダーで終えたセルヒオ・ガルシア(スペイン)がスコアを伸ばしていた。「(2人との差)そこまで考える技術もなかったんで…」と悔しさを押し殺したが、巻き起こす狂騒が松山とのコントラストを色濃くした。
 ホールアウト後の自己評価は当然手厳しいものだった。「コースに対して打っていく力がない。コースが難しいからそうなるというか、そこで崩れるものだったらここで絶対勝てない。それが崩れているのが悔しい」。修正ポイントも今は見えない。「なにやってんだろうなと。試行錯誤…してるのかも疑問。何がしたいかわかっていないので、それをしっかりと次の試合からやれるようにしたい」と苦笑まじりに語った。経験は次に生かすしかない。背後ではガルシアが海外メディアのスポットライトを浴びて上機嫌にまくし立てていた。ここでもやはり、コントラストは色濃かった。

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