意外!アレルギーが入り込むのは〇〇からだった!

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かつて、大ヒットした自然派志向の石けんで、「小麦アレルギー」が発症した事件があった。この洗顔石けんを使っていた女性たちの間で、小麦アレルギーが発症。中には激しいアナフィラキシーショックを起こしてしまったケースもある。なぜ、こんな悲惨な事件が起きてしまったのか。「アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!」(文藝春秋)の担当編集者・坪田朋子氏に、本書で紹介しているアレルギーを予防するケアについて聞いた。

●皮膚からアレルギー物質が入り込む!

「問題の石けんには、“加水分解コムギ”という人工の成分が使われ、その分子量が通常よりも大きかったため、皮膚から侵入した際、免疫が“外敵”と認識。類似した分子構造を持ったパスタやパンなどの小麦を摂取した際、激しいアレルギー症状を引き起こしたと考えられています」(坪田氏 以下同)

現在、問題となった小麦由来の成分は使われていないが、“どんな成分が入っていると危ないのか…”消費者にはなかなか分からない。だが、そんな一般消費者にも、アレルギーを予防するたしかな方法があるのだ。

「皮膚は、日々異物を吸収している腸とは違って、バリアで保護されないといけない場所です。皮膚のバリアが壊れていると、免疫がすぐに臨戦態勢になってしまうのです。ですから、肌のバリアを保ち、補うようなスキンケアを心がけて下さい」

本書によると、「国立成育医療研究センター」で指導しているスキンケアを実践した結果、肌の状態が改善して、食物アレルギーが良くなった子が多くいたという。肌を丈夫にすることは、とても重要なのだ。特に乳幼児の肌は弱くデリケート。そこでここでは特別に、書籍で紹介している簡単な方法を紹介する。

● アレルギーを予防するスキンケア

<スキンケア方法>

1、 石鹸を泡立てたふわふわの泡を作る

2、 その泡を使って手の平で優しくなでるように洗う

3、 市販の保湿剤をたっぷり塗る

※ポイントは、スポンジやナイロンタオルではなく、手で洗うこと。そして子どもがよく肌荒れを起こすひじやひざなどは、シワを伸ばしてきちんと洗い、丁寧にすすぐこと。

「何となく“オーガニックの植物系オイルがいいかしら?”と思いがちなんですが、ごく普通の手に入りやすい値段の保湿剤でいいんです。保湿剤を塗るというより、べったり覆うという感じで使いましょう。唇の周りが荒れているお子さんは、食事前に保湿剤を塗ってガードすることも有効です。保育園児の息子2人も、この方法で1日2回シャワーを浴び、アトピー性皮膚炎を起こしている箇所に処方されたステロイド剤を塗ったところ、アッという間に良くなってきました」

すでに湿疹や炎症があり、皮膚科を受診している人は、ステロイド剤などで一度炎症を抑えてからスキンケアをすることが重要。この方法なら、お金も手間もかからず、ママの愛情だけで改善されるかも? ぜひ一度、家庭で試してみよう!

(取材・文/谷亜ヒロコ)