嬉しい金曜日!「ストレス発散を手助けする」パントテン酸を摂ろう【栄養なび】

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「痩せたい!」「湿気で髪がまとまらない!」「ダルい!」 

6月は女性にとってストレスの多い時期。最近では5月病に続く6月病という言葉まで出ているようです(いずれも医学的には適応障害と呼ばれるものです)。

そこで栄養ナビの第8弾は、エネルギー代謝やストレスの緩和に大きく関わっているパントテン酸についてご紹介します。

■髪も健やかになる「パントテン酸」

かつてはビタミンB5と呼ばれていたパントテン酸。語源はギリシャ語で“いたるところにある酸”という意味。

その名のとおり多くの食品に含まれるだけではなく、腸内細菌によっても合成されます。

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、パントテン酸は“ダイエットビタミン”の別名を持つほど、三大栄養素のうちでも炭水化物と脂質のエネルギー代謝に深くかかわるコエンザイムAという補酵素の構成成分となりダイエットをサポート。

また、シャンプーのCMでパントテン酸と似た商品名を聞いたことがあるかと思いますが、健やかな髪や肌を作るためにも欠かせない栄養素です。

それだけではなく、人がストレスを感じるとそれに抵抗するための抗ストレスホルモンが副腎から分泌されるのですが、このホルモンの合成にもパントテン酸は欠かせません。

また免疫抗体の合成にも一役担っているため、近年、同じく抗ストレス作用のあるビタミンCとともにアレルギー対策としても注目されています。

■パントテン酸を多く含む食品

パントテン酸もビタミンB群のひとつなので、やはり最も多く含む食品は鶏・豚・牛のレバー。

次いで多いのが鶏のささみやイクラ、タラコといった魚卵、鮭や卵黄と動物性のものが並びます。

植物性の食品では納豆やアボカド、カリフラワーに多く含まれているので、バランスよくいろんな食品から摂取するよう心がけましょう。

■パントテン酸×ビタミンCで女度アップ

パントテン酸はビタミンCと一緒に摂ることで肌のハリやツヤを良くし、髪の潤いも良くしてくれます。ただし、どちらも水溶性ビタミンであるとともに光や熱に弱いので、新鮮なものを購入し、出来るだけ早く調理も短時間で手早く行うことが大きなポイントとなります。

例えば、一般的に茹でて食べることが多いカリフラワーだと、生の状態だと100gあたりパントテン酸は1.3mg含まれているのですが、これを茹でると0.84mgにまで減少、ビタミンCは81mgから53mgまで減少してしまうので、加熱する場合は短時間にするか汁物に入れて汁ごといただくようにするといいでしょう。

■簡単ダイエットレシピ「おろし納豆」

おろし納豆は、納豆に大根おろしを加えたとっても簡単なもの。

納豆のパントテン酸に大根おろしのビタミンCで手軽に女度アップを期待できます。

注意点は大根おろしは食べる直前におろすこと。おろしてから時間が経つとせっかくのビタミンCが消失されてしまいます。

いかがでしたか? ご飯に合うだけでなく、パスタやサラダのドレッシング、冷たい蕎麦やそうめんなどの絡めダレとしても使えますよ。

暑くなるこれからの時期、さっぱり美味しく頂ける一品です。パントテン酸を意識して摂るようにしてみてくださいね!

【筆者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Jiri Hera / shutterstock