見た目以上に簡単!? 「空中ブランコ」は“見るもの”から“やるもの”へ 【体験レポ】

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現在人気公演中のシルク・ドゥ・ソレイユ『ダイハツ トーテム』。6月26日までの東京公演が終わると、7月14日から大阪公演が始まります。同作のテーマは、“人類の進化”。地球上に生命が誕生した46億年前の世界を表現し、幻想的な世界と共に、トップパフォーマーらが引き込んでいきます。

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例えばこんな感じ。天井から降りたリングを使って、優雅に飛び回るリングス・トリオは、「異性を魅了したい」という種を維持する生命に必要な求愛活動を表現。「ユニサイクル・ウィズ・ボウル」は、2mもの高さのある一輪車に乗った女性らが金属製のボールを頭でキャッチします。

また、「フィックスト・トラピス・デュオ」は、観客のはるか頭上、空中ブランコにて男女がしなやかに動き回るスリリングな展開が楽しめます。

で、私だ。

私はいま地上7mにいる。空中ブランコのスタート台だ。すごく高いし、怖い。いや、手汗がハンパないし、空中ブランコはやるものではない。空中ブランコは見るものだとずっと思っていました。


ここは、2015年8月に名古屋にできた屋内型の空中ブランコ施設「フラインフィット トラピーズスタジオ」。白をベースとした施設は清潔感があり、かつ、大きな空中ブランコセットに少し圧倒されます。

案内してくれたのは、海外のリゾート施設でサーカスショーやインストラクターとして働いていた永山康夫さん、真美子さん夫妻らスタッフ。海外では空中ブランコを習い事として取り入れる人もいるようで、ダイエット効果もあるとのこと。

この空中ブランコの素晴らしさを広めようと、永山さんらは滋賀県彦根市に屋外型施設のオープンに携わりましたが、天候に左右されることなく、いつでも空中ブランコが楽しめるようにと、この名古屋の屋内型施設をスタート。施設には名古屋だけでなく、大阪や東京、九州から足しげく通う方もいるとか。それほど、空中ブランコは中毒性が高いというのです。

体験したのは120分のコース(大人6000円、子ども4500円)。小学生以上が体験できるとのこと。過去には90歳の女性が飛んだり、体重120kgの人もキャッチに挑戦したことがあるというので驚きです。

空中ブランコが“やる”ものに


当日は、真美子さんからの指導を受けてスタート台へ。しっかり、命綱をつけてはいるのですが、やはりこの高さは怖い。むき出しになっているはしごを上がり、下を見下ろすと7mの高さに絶句。真美子さんに教えてもらった動き方を反芻します。まずは足を棒にひっかけて手を伸ばす姿勢を目座す。

スタート台の上にはスタッフがいて後ろから支えてくれています。舞い上がりがちがスタート地点で、スタッフが丁寧に解説してくれます。「レディー・ヘップ」はよーいスタートの合図。その声に合わせて、バーを持ちながら離すと……、あっという間に空中に。なにこの感じ……、はじめての経験すぎてテンションが上がる。舞い上がる。

ただ、そこでスタッフの声が聞こえてくる。「そこで足をあげて!!」、言われた通りに足を上げたら意外とすんなりとできた。そして、その後は「手を離して!!」の声。少し躊躇したものの言うとおりにすると、ぶらーん。なんだかすっかり空中ブランコっぽくなりました。

これはすごく楽しいです。「見た目以上に簡単にできるのが空中ブランコの特徴」と教えてもらい、納得してしまいました。高さに慣れるのには少し時間が必要ですけど、空中で体を動かしている間は夢中になるし、スタッフの声を素直に聞いていると、正しいタイミングを導いてくれます。

集中しながら楽しく体を鍛えることができるため、海外ではダイエットとして取り入れられているようです。ちなみに空中ブランコにはまる人は「負けず嫌いのM」とのこと。走れる人やフィットネスしている人など、自分を追い込むことが好きなタイプは完全にはまるようです。

そんなお話を聞いていると、今度は反対側でぶら下がっているスタッフに飛び移るという「ニー・ハング・キャッチ」に挑戦することに。すごく難易度が高そうだけど……。でも、ポイントはスタッフの声を素直に聞くことだと教えてもらい。これまでの経験から、その通りにすることに何の迷いもありませんでした。

言われたタイミングで飛び出し、足を引っかけて、手を離してぶらーん。そして、その勢いのまま……、タイミングよく反対側から迎えにきてくれたスタッフの手が見える。しっかり腕を握ると、ニー・ハング・キャッチの完成です。

できた(感動)。

見よ、この絵力!!!!

同施設に到着した頃は、あまりの高さに「無理、空中ブランコなんて絶対無理!!」なんて言っていましたが、なんと、こんな技までできるなんて。同じように参加していたほとんどの方が、皆、このニー・ハング・キャッチを完成させ、同じような顔で喜んでいました。

達成感しかない……。

最後には認定書をもらって写真撮影。空中ブランコには100種類以上の技があるそうです。うーん、これははまりますね。