『ワンピース』実写化について 発表した中国の会社に問い合わせてみた

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人気漫画『ワンピース』の実写映画化が発表され大騒ぎになっていますが、どうやら発表は「嘘(デマ)」である可能性が濃厚となっています。

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リリース配信サービス「Business Wire」

事の発端は6月16日に配信されたリリース配信サービス「Business Wire」の記事。それによると、上海を拠点とする中国企業のShanghai Minghuan Investmentが「ワンピース実写化」を発表したそうです。しかも主演は窪田正孝さんで、ヒロインのシャーロット・プリン役は日本人ではなく中国のアイドル・グループGNZ48の謝蕾蕾さんと伝えています。

また、記事ではワンピース作者の尾田栄一郎さんから「16億円(1510万米ドル)」でShanghai Minghuan Investmentが著作権を買ったと紹介。たった16億円で!?

▼ワンピースを実写映画化 窪田正孝と中国の女性アイドルが主演
http://www.businesswire.com/news/home/20160616005580/ja/

一説では尾田さんの年収は数十億と言われています。恐らく大半はワンピースの印税と考えられるため、それを蹴ってたった16億で売るはずがないという声がネットではもっぱら。
中国のオタク系サイトもこのニュースを扱っていますが、中国人ですら「この発表を信じない」という意見でした。

そんなところに、「集英社が報道否定」というニュースが伝えられました。ニュースサイトの「クランクイン!」がワンピースを出版する集英社に問い合わせたそうです。結果今回の報道を否定しているとのこと。

▼窪田正孝主演『ワンピース』実写映画化、集英社が報道否定「そのような事実はない」(クランクイン!)
http://www.crank-in.net/game_animation/news/43677

しかしBusiness Wireに掲載されたリリースは未だ公開されたまま。
というわけで、どちらが真実かわからないので、リリースに書かれた電話番号およびアドレスにさくっと問い合わせてみましたよ!!

「結論:どちらもデタラメもいいところでした。」

電話番号は存在しましたが、Shanghai Minghuan Investmentなんて会社ではなく無関係の方(中国語がわかるスタッフにかけてもらいました)。 アドレスにいたってはフリーアドレス、しかもアカウント自体ないようで、550エラーで戻ってきました。
でたらめの電話番号にアカウントが存在しないアドレス。発表した会社の存在自体疑われます。

Business Wireは各国にニュースリリースを配信するサービス。さらにそこから、各提携ニュースサイトに記事が転載されるため、国際規模で情報が広がりやすいのが特徴。今回の発表が嘘だというのであれば、恐らくそのネットワークを生かした何者かによる壮大な「イタズラ(釣り)」の可能性が高いと思われますね。