16日、AFP通信は、中国の「犬肉祭」に国際社会が抗議することは逆効果になる可能性があると報じている。写真は玉林の犬肉祭りを宣伝する車。

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2016年6月16日、AFP通信は、中国の「犬肉祭」に国際社会が抗議することは逆効果になる可能性があると報じている。

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中国の広西チワン族自治区玉林市で毎年行われている「犬肉祭」に、世界中の著名人から抗議の声が上がり、それに賛同する人も多くいる。しかし、玉林市の地元住民によると、こうした抗議がますます犬食を広めている側面があるのだという。ある犬肉店の店主は、「売り上げは以前よりもずっと増えた。去年は(抗議によって)5割以上増えたよ」と話す。

記事によると、最近では玉林市を訪れる外国人に地元住民が敵意をあらわにすることも多く、中には持っていたカメラをはたき落とされたケースもあったという。英国のあるメディア関係者は「外国人がやってきて、『あれが問題だ、これが問題だ』と言っても、現地の人は反感を覚えるだけで話を聞いたりしない」とし、「メディアがあおり立てたことも手伝って、逆に犬食は増えている」と話している。

中国では絶滅の危機に瀕している種類を除いて、動物を保護する法律はない。抗議が集中しているのは玉林市だが、中国では南方の多くの地方で犬食の文化があり、こうした地域はまだ世界的に注目されていない。一方で、中国でもこの10年でペットを飼う人が急速に増え、その数は3000万世帯とも言われる。一部の専門家は「抗議は逆効果かもしれない」という論調に対して、「とんでもない。逆効果になるのは一時的なものだ」と反発しているという。(翻訳・編集/北田)