5月23日(月)に開幕を控える全仏オープンテニス。火曜日からは男女予選も開始し、会場内には気の早いテニスファンの姿も見られるようになった。しかし彼らの本当のお目当ては予選出場選手たちよりもむしろ、会場内でトレーニングを積む有力選手たち。

 朝の9時から夜の8時まで、主要コートは選手たちのトレーニングスケジュールでびっしり。特にセンターコート「フィリップ・シャルティエ」やセカンドコート「スザンヌ・ランラン」には、最終調整に余念のない大物選手が次々と現れる。世界ナンバーワンであり、今年の全仏に生涯グランドスラムを賭けるフェデラー(スイス)もそのひとり。他選手に先駆けて火曜日から現地入りし、連日センターコートでたっぷり朝夕2時間の調整を積んでいる。

 前日パリに到着した中村藍子も、19日午前中から早速、ローランギャロスでの調整に取り掛かった。四大大会本選へ初めてストレート出場を決めた中村は、強豪たちとは異なり小規模コートで赤土の感触を確かめた。実際、中村の1回戦は会場内に全部で17ある小規模コートのいずれかで行われる可能性が高いため、距離感・雰囲気を知る意味でも、このトレーニングは有意義なものとなりそうだ。
 注目の本選組み合わせ抽選会は20日(金)。パリでの熱い戦いは、もう間近まで迫っている。