日本人による柔軟な発想や、精巧な技術によって完成された各種芸術作品について、中国のメディアはしばしば紹介し、賞賛する。中国メディア・国際在線は14日、どう見ても本物の食べ物にしか見えないような木の彫刻作品を続々と発表している日本人芸術家とその作品を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人による柔軟な発想や、精巧な技術によって完成された各種芸術作品について、中国のメディアはしばしば紹介し、賞賛する。中国メディア・国際在線は14日、どう見ても本物の食べ物にしか見えないような木の彫刻作品を続々と発表している日本人芸術家とその作品を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「さあご飯だよ」として皿の上に盛られたエビ、煮干し、パンなどの画像を掲載。そのうえで「もうよだれが出てきたでしょう。でも、この魅惑的な食べ物たちは食べられない。なぜなら、全部木でできているからなのだ」と「タネあかし」をした。

 そして、これらの非常にリアルな彫刻作品がいずれも日本の彫刻作家・川崎誠二氏によって制作されたものであることを紹介。1つの作品を完成させるのに2-3時間ほどを要すると説明するとともに、木片を削って食べ物の形にし、それに本物そっくりに色付けしていく作業工程の画像を併せて掲載、「注意深さと辛抱強さ、精巧な彫刻技術に細やかな彩色技術が不可欠だ」と評している。

 さらに、川崎氏の作品の特徴として「全てが単に観賞用として作られたものではなく、実用的な機能を備えているものもある」とし、トウガラシを模した作品が箸置きとして利用することができることを紹介した。

 煮干しや「柿ピー」など、普通にテーブルに置いてあったら思わずつまんで口に入れてしまいそうなほどのリアリティを持つ、川崎氏の食べ物彫刻作品。作品からは、遊び心とともに「やるならとことんまで本物っぽさを追求しよう」という姿勢がひしひしと伝わってくる。「突き詰める」ことによって見えてくることもあれば、道が開けてくることも多い。「匠」の境地に達するには「これでいいや」という妥協を捨てる必要もあるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)