近年、韓国を訪れる中国人旅行客が増えているが、韓国では旅行客をターゲットに「国のイメージを損なう」行為が増えているという。 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、仁川国際空港で外国人旅行客を狙って高額な運賃をふっかけるタクシー運転手が増えていると伝えた。

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 近年、韓国を訪れる中国人旅行客が増えているが、韓国では旅行客をターゲットに「国のイメージを損なう」行為が増えているという。 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、仁川国際空港で外国人旅行客を狙って高額な運賃をふっかけるタクシー運転手が増えていると伝えた。

 記事は、仁川国際空港がかつて「世界でもっとも優れたサービスを提供する空港」に選ばれたことがあると紹介し、1日あたりの外国人利用客数は約2万5000人に達することを紹介。韓国にとって名実ともに空の玄関口である仁川国際空港において、一部のタクシー運転手が外国人利用客を狙って、「わざと遠回りする」、「領収書を渡さない」、「高額な利用料金をふっかける」などの違法行為を行っていると伝えた。

 続けて、こうしたタクシー運転手による違法行為がこのところ急増していることを指摘し、特に乗客に対して正規の価格より2倍以上も高い料金を要求する事例が5月だけで124件もあったことを紹介。これは前年同月に比べて7倍の件数だと指摘した。

 さらに、韓国を訪れる中国人旅行客が増えるにつれ、タクシー運転手による騙される中国人も増えていると伝える一方、韓国の警察関係者の話として「高額なタクシー料金をふっかけるなど、外国人旅行客に対する違法行為は韓国のイメージを大きく損なう犯罪だ」と批判した。

 中国人旅行客に対する韓国における違法行為は、高額なタクシー料金を要求すること以外にも存在する。日本でも見られる違法行為だが、中国人旅行客を偽免税店に連れて行き、二束三文の商品を高額で売りつけるような事例も確認されている。そのためか、韓国文化観光研究院が2015年に行った調査によれば、中国人旅行客の韓国旅行に対する満足度は調査対象となった16カ国のなかで14位であり、リピート率も同じく14位と低迷、「また韓国を訪れたい」と考える中国人旅行客が圧倒的に少ない現状が浮き彫りとなった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)