中国メディアの億邦動力網はこのほど、日本の小売店のレベルは中国よりはるかに高いと説明する記事を掲載した。芸術作品を生み出すにはどうしても専門的な技術や芸術家の思いと呼ばれるものが不可欠だが、記事はこの原則が日本の小売店にも当てはまると説明。中国の小売店には日本の小売店に存在する「専門技術」や「思い」といった特質が欠けていると指摘した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの億邦動力網はこのほど、日本の小売店のレベルは中国よりはるかに高いと説明する記事を掲載した。芸術作品を生み出すにはどうしても専門的な技術や芸術家の思いと呼ばれるものが不可欠だが、記事はこの原則が日本の小売店にも当てはまると説明。中国の小売店には日本の小売店に存在する「専門技術」や「思い」といった特質が欠けていると指摘した。

 記事は「中国の多くの小売業者は日本の優れた店舗内部設計のあらゆる面を自分の店舗設計に反映させたいと願っている」と説明。中国と日本の店舗設計は「パッと見た感じは似ている」としながらも、「実際は日本の店舗のような効果は得られていない」と指摘した。日本の店舗設計がもたらす販売効果を中国の小売業者は高く評価しているということがわかる。
 
 続けて、中国の小売業者は日本の業者の店舗設計を「見た目だけ真似ても意味がない」と説明、そして中国の小売店に欠けているのは「消費者のニーズ」を「組織的かつ綿密に考える」態度であると指摘。これは専門技術や芸術家の思いを持たない素人が、ある芸術家の絵画を模写しようとしても決してその深みを再現できないのと似ているかもしれない。

 消費者のニーズに焦点を合わせている事例として、記事は日本のスーパーマーケットを紹介。日本の場合は、売り場のどこに何を、またどれくらいの量をおくかを消費者の実生活に合わせて実にきめ細かく計算しており、商品の並べ方や見せ方もとてもよく考えられていて魅力的だと説明。パイナップル1つとっても、さまざまな切り分け方がされた商品が陳列されていると指摘。例えば一人暮らしの消費者であれば、パイナップル丸ごとは買いたいと思わないが小さなパックであれば買いたいと思うかもしれない。

 記事は日本の小売店は「狂ったような競争」のなかで、消費者のニーズに焦点を合わせた組織的かつ専門的な販売方法を磨いてきたと説明。小売店を芸術に例えるなら、芸術家の思いとはすなわち消費者のニーズを綿密に考えぬく心、そして芸術家の技術は商品の売り方であるといえるだろう。記事は日本と中国の小売業者の実力差は芸術家と素人ほどの大きな差があるという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)