中国メディアの捜狐汽車はこのほど、中国の高速鉄道と家電業界の発展には共通点があると説明している。またこうした手本に中国の自動車メーカーは見倣うべきだという見方も示している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの捜狐汽車はこのほど、中国の高速鉄道と家電業界の発展には共通点があると説明している。またこうした手本に中国の自動車メーカーは見倣うべきだという見方も示している。

 中国高速鉄道と家電業界における発展の共通点として、記事は「技術導入で満足せず、イノベーションを目標としたこと」、「どちらも市場競争を利用して実力を身に着けたこと」、そして「どちらも国際市場での競争を目指したこと」を挙げている。

 市場競争について、家電業界の場合は「参入しやすい業界だったため、多くのメーカーが存在したが、残酷な価格競争のもとで非力なブランドは淘汰され、実力のあるブランドが生き残った」と説明。一方、高速鉄道の市場競争は、かつての中国南車と中国北車の間で行われたと指摘。企業の数はわずかであっても「中国の旧鉄道部は常に競争の原則を堅持し、各企業の研究開発能力の強化を促進し、実力を向上させた」と説明した。

 現在、中国南車と中国北車は中国の鉄道産業の強化に向け、中国中車として合併したが、合併前の中国南車と中国北車の間には激しい競争があったことは事実だ。もともと競争を促進する目的で南車と北車に分けられたとされているが、海外市場における受注競争で南車と北車は「壊滅的な価格競争を行った」ため、より効率的な海外展開を目指して合併が行われた。

 つまり記事によれば、家電業界と同様、中国高速鉄道にも厳しい競争が存在していたことになり、それが発展につながった要因であるというわけだ。しかし中国の自動車市場にも多数の中国メーカーが参加しており、やはり激しい市場競争は存在する。中国の自動車メーカーが発展するには記事が指摘している「技術導入で満足せず、イノベーションを目標とすること」、「国際市場での競争を目指すこと」が求められるのであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)